「栄養と料理」 インターネット講座
健康・ダイエット・エクササイズ
鶏肉とトマトのサラダ風(胆石・胆のう炎・膵炎の人の食事)
低脂肪でもおいしい肉料理(1)
医療解説/田中照二 栄養指導/佐伯節子、桂きみよ
調理/高橋敦子 撮影/川上隆二
『健康21シリーズ(9) 胆石・胆のう炎・膵炎の人の食事』
(女子栄養大学出版部)より転載
鶏肉、トマト、玉ねぎ、ピーマンをノンオイルの三杯酢でさっぱりとサラダ風に。季節によっては、新玉ねぎの出盛りにぜひ試してみてください。コリコリとした歯ざわりと甘味がトマトの酸味とよく合います。
※ 胆のうの病気の食事は、病気の種類や症状によって異なりますので、必ずかかりつけの医師、または管理栄養士にご相談ください。
[ 作り方 ]
(1) 鶏肉は塩をふり、玉ねぎ、にんじんの薄切りを敷いたなべに入れ、少量の水を加えて10分くらい蒸し焼きにする。
(2) 肉がさめたら手で少し太めに裂く。
(3) 玉ねぎはくし形切り、ピーマンは輪切りにし、さっとゆでてさます。
(4) トマトは皮を除き、くし形に切る。
(5) (2)~(4)を合わせて器に盛り、上から三杯酢をかける。
◇ ◇ ◇
■ 女子栄養大学出版部からひと言
胆のうの病気の発症は食事がきっかけになることが多く、たとえば胆石症の痛みや発作は、暴飲暴食や、天ぷら、フライ、ステーキなど脂肪の多い食事によって誘発されることがあります。したがって、このような疾患を持つ人は、脂肪の多い食事や刺激物を控え、過食を慎むことがたいせつです。ただ、肉類は必須アミノ酸を多く含み良質のたんぱく質の供給源で、無機質やビタミンを多く含む点でもすぐれた食品です。今回は、鶏肉を使った料理をご紹介しました。詳しくは、当出版部のホームページ http://www.eiyo21.com で『健康21シリーズ(9) 胆石・胆のう炎・膵炎の人の食事』(女子栄養大学出版部)をご覧ください。(編集担当/吹春)
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