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わいず倶楽部

介護・シニア

疲労に勝つ(3)食事や暮らし 見直しを

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 疲労感を和らげ、疲れによる作業効率の低下を軽減する作用のある食品成分が注目されています=表=。

 ビタミンB1やα―リポ酸は、ごはんやパンなどの炭水化物をエネルギーに変えるのに欠かせません。アミノ酸結合体のイミダゾールジペプチドは、たんぱく質などをさびつかせる<悪玉酸素>を取り除く作用があります。効率良くエネルギーを作るうえでは、健康食品としても売られているコエンザイムQ10やクエン酸が活躍します。

 健康な体を作る源となるたんぱく質、脂質、炭水化物に、「抗疲労」に有効なこれらの成分をバランスよく加えて下さい。

 暮らしの中で疲れを軽減する工夫は、皆さん、すでに取り入れているのではないでしょうか。15~64歳の男女に実践していることを聞いた国の調査では、入浴(56%)、体操(23%)や栄養ドリンク(22%)との回答がありました。

 こうした工夫の一部は、効果が科学的に実証されています。入浴ではお湯の中で体をさするなどすると、疲労の回復効果が高いですし、森林浴で体験できる「緑の香り」の成分には、疲れを抑制する効果があることがわかっています。

 疲れを放置すると、悪玉酸素によってさびついた組織がさらに傷つき、老化につながります。疲れと老化を加速させないため、食事や暮らしを見直しましょう。(講師は、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター長の渡辺恭良さん)

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