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介護・シニア

疲労に勝つ(1)度合い測り病気予防に

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 今月は、大阪府吹田市の正田信夫さん(88)、静子さん(82)ご夫妻からの相談を受け、「疲労に勝つ」のテーマで4回にわたって紹介します。講師は理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター長で、大阪市立大特任教授の渡辺恭良さん=写真=です。

 「何だか疲れた」という気分は誰しも経験があるでしょう。国の調査で、15~65歳の男女では6割が疲労を感じ、4割が半年以上も疲れが続く慢性疲労だという結果が出ています。

 近年、こうした疲れの度合いの計測が可能になってきました。方法は大きく分けて二つ。主観的計測法では、アンケートで「だるい感じがあるか」といった30項目程度の質問に5段階で答えてもらい、総合得点から評価します。

 もう一つは、生体情報を調べる客観的計測法。両手の人さし指を小さな機械に差し込み、2分程度で結果が得られる疲労度計が、近く市販されます=写真=。脈と心臓の動きから、自律神経の機能を調べるものです。

渡辺恭良さん

 腕時計型の器具を数日間身に着けて昼間の活動量や睡眠の質などを調べる方法や、唾液や血液に疲労関連物質などが含まれていないか検査する方法もあります。

 疲れは体の危険信号。放っておくと、様々な病気になりやすくなります。逆に早い段階で気付いて、克服する手段を講じれば、病気の予防につながります。

 自分の疲労度を知り、健康管理の指標として役立ててほしいと思います。

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