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対談(1)育児と仕事、どう両立?

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 セミナーの後半は、読売新聞医療部の岩永直子記者との対談形式で進行しました。岩永記者が、読者からの質問を宋美玄さんに聞いていきます。

読者からの質問をもとに対談する読売新聞医療部の岩永直子記者(左)と宋美玄さん

 岩永 同じような質問がいくつか来ています。「私は今、育休中で子育てに専念していますが、仕事復帰をするか退職して在宅で仕事をしようか迷っています」。やはり働きながら子育てしているお母さんで、「私は36歳で第1子、41歳で第2子を出産しました。フルタイムの仕事を持っているので現在は産休中ですが、復帰後は保育園に入れるかどうか、また、働きながらの育児がとても不安です」。仕事と子育ての両立ということですが、先生ご自身がどうしているかも含めて話してもらえますか。

  そうですね。「私はこうしています」という話になりますが、まず私は1人しか子どもがいません。2人いらっしゃる方、2人をお風呂に入れるだけで「偉いなあ」と感じます。私は妊娠34週から休んでいました。私の仕事は医者としての臨床の仕事と、原稿を書いたり取材を受けたりという仕事があります。

 岩永 出産後9時間でヨミドクターに最初の原稿を書いてくださったんですよ。「今、産まれました」って(生まれちゃいました! 2882gの女の子です=2012年1月3日付)。

  (実家のある)神戸に3か月くらい里帰りしていて、その間に編集や取材の方は自宅に来ていただきつつ、原稿を書く仕事は子どもが寝ている間にしていたのですが、それが結構大変でした。在宅での仕事に切り替えようかなという質問がありましたが、子どもが寝ている間に文章を書くのは、すごく難しいのです。ふぎゃーって泣くし、集中して書けないし、在宅での仕事は私には向いていないかなと思いました。

 やはり預かってもらって、その間は仕事に集中する方がいいように感じました。

 いろいろと金銭的なこともありまして、私は5か月くらいから「慣らし保育」を始めて、本格的に仕事に復帰したのが6か月くらいのときです。

 保育園に関しては、都内の区立は無理だと思って認可外を選んだのですが、意外とすっと入れて、そこが手厚く見てくれるので割と融通がききます。

 私の場合、子どもが人見知りをする前から慣らしておいて、先生にも懐いています。「8か月不安」という言葉があって、子どもは8か月前後ぐらいで人見知りが始まるといいます。人によると思いますが、それより後に保育園に預けると、1週間ぐらい保育園で泣いていたりすることもあるそうです。でも、うちの子は早いうちから保育園も家族と思っているからよかったかなと思います。

 保育園の時間を子どもがストレスなく過ごせて、母親も金銭的な不安が減ってキャリアもつながるのであればよいと思います。ですが、なかなかそうもいかないですよね。

 私に関しては、預けるのはすごく寂しくもあったのですが、自分がやりたいことがありました。私は35歳で出産しましたが、妊娠・出産の情報はその前から発信していました。でも人からは「産んだことないんでしょ、あなたは」といったことを言われることもあったので、出産後は「今このリアルな気持ちを発信したい!」という気持ちがすごく強かったのです。「自己実現」というのかもしれませんが、それを我慢して「あなたのために全部かけてあげたのよ」という感じになるのも嫌でした。

 でも結果的にはうちの子はママ大好きなんですよ。

 「3年抱っこし放題」と言うと、まるで働いているお母さんは抱っこしていないかのようですが、これも印象操作ですよ。手がちぎれるぐらい抱っこして、すごく懐いてくれています。将来は子どもから見てかっこいいお母さんになるのを目標に、仕事も子育てもどっちも「適当に」しています。全然見本にならないのですが、私はこうしています。

 岩永 仕事から帰ってからの時間に密度濃く接するということでしょうか。

  そうですね。私の場合ですが、ずっと子どもといると、例えば土曜日はうちの夫は仕事です。だから夕方まで子どもと2人で何をして過ごそう、という感じなのですが、大体子どもが飽きてきますね。外に連れ出して松ぼっくりを投げたりとかしているのですが、だんだんぐずり出して。ところが、夫が帰ってきたら「パパ!」みたいな感じになって、「なんで夫にはそんなに愛想いいの」なんて思ったりします。やっぱり母親とだけずっといても子どもも飽きると思うんですよね。

ブログ「宋美玄のママライフ実況中継」はこちら


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