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オトコのコト 医師・小堀善友ブログ

妊娠・育児・性の悩み

男性の5%が悩んでいる? ペイロニー病とは

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 勃起したときにペニスが曲がってしまうという困った病気があります。ペイロニー病です。別名、陰茎形成性硬化症といわれています。

 陰茎の一部(皮膚の下にある白膜という膜)が硬くなってしこりのような状態(プラーク)となってしまい、勃起をした際にその部分を支点として陰茎が曲がってしまうのです。硬くなったプラークが、陰茎の伸展を妨げることが原因で起こる病気です。

 ペイロニー先生が研究したため、この名前がついています。

 初めて聞いた、という方が多いでしょう。でも、男性の5%ほどがかかっている可能性があるとも言われています。喫煙や前立腺がんの手術を受けると、発症しやすくなることがわかっています。

治療法は?

 さて、ペニスが曲がって困ることがあるのでしょうか?

 重大な問題があります。あまりにもペニスが曲がっていると、ペニスをちつに挿入することができなくなってしまうのです。精神的にも大きな打撃を受けるとも言われています。

 治療法として、ビタミンEの飲み薬や、ステロイドの局所注射療法が勧められていた時期がありましたが、結局は効果がないことがわかってきました。唯一効果のある治療方法は、手術です。

 手術にはプリケーション法(プラークがない側の長い側を縫い縮める縫縮法)とグラフト法(プラークがあり短縮したところを切開し真皮や静脈を移植する移植法)の2つの方法がありますが、非常に専門的な手術であり、勃起障害や感覚障害、再発などの合併症が出る可能性もあります。

 お悩みの方は、泌尿器科医へご相談ください。

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小堀善友 (こぼり よしとも)

泌尿器科医 埼玉県生まれ

2001年金沢大学医学部卒、09年より獨協医科大学越谷病院泌尿器科勤務。14年9月から米国イリノイ大学シカゴ校に招請研究員として留学。専門分野は男性不妊症、勃起・射精障害、性感染症。詳しくはこちら
主な著書は『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)。詳細はこちら

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