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視覚障害者が案内役をするイベントの普及に努める ダニエラ・ディミトローバさん

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ダニエラ・ディミトローバさん 36

 真っ暗な空間で、視覚障害者に導かれてつり橋を渡ったり、熱いコーヒーを注いだりする「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」。障害者に自立を促すこのイベントの普及を進める一般社団法人の招きで8日に来日、案内役をする視覚障害者の研修にあたった。

 訪問した国は約30に上り、「盲目の大使」と呼ばれる。

 ブルガリアの山間部の町ズラトグラードで生まれ、6歳の時に網膜剥離で失明した。「朝起きたら、何も見えなかった。立ち直るのは大変だったけど、両親が、周囲から同情されたのがつらかった」

 ソフィア大学で翻訳と通訳の修士号を取得。24歳でDIDに出会う。暗闇では視力を奪われた健常者を視覚障害者が助ける、立場の逆転が起きることにひかれた。

 DIDは日本にも体験型施設ができ、コミュニケーション能力向上を目指し社員教育に採り入れる企業が増えた。役割が増す案内役を「日本人研修生は教育レベルが高くて謙虚。でもDIDではサービスを提供する側なの。もっと自信を持って」と励ました。(編集委員 平博之、写真も)

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