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俳優 佐藤B作(さとうびーさく)さん 64

一病息災

[俳優 佐藤B作さん]胃がん(3)何度も再発 怖さに負けず

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 「食道に影があります」

 2009年3月、胃がん手術後の定期検査で思いがけない結果を聞いた。手術から1年たっていなかった。

 すぐ入院して内視鏡で組織を切除し、調べるとがんだった。退院後に、再発・転移予防のため、放射線治療と抗がん剤治療を受けた。

 ちょうど舞台のけいこ中だった。だんだん、だるくなってきた。せりふは覚えられても、口から出てこない。立つのはもちろん、座っているのもつらく、すぐに横になりたくなる。

 主治医と話し合い、予防のための治療を途中でやめてもらった。

 翌年の定期検査でも、異常が見つかった。最初の手術でできた傷の真下に肉芽(にくげ)(肉のかたまり)ができていた。良性か悪性かはわからないという。

 舞台があったため、様子をみたが、徐々に大きくなる。急きょ、出演中の舞台を降板し、治療に専念することにした。

 手術で肉芽を摘出した。幸い、良性だった。

 ただ、さすがに手術も3度目となると、がんの怖さをひしひしと思い知らされた。しかし、負けたくはなかった。

 「がんは、油断ならないしつこさがある。隠れ上手で、いつまた出てくるかわからない。よし、こっちも、恐怖につぶされず、毎日楽しく、心の弾むことを考えて生きようと決めました」

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sokusai_117

 
 

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