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いきいき快適生活

介護・シニア

「ニューエルダーシチズン大賞」募集始まる

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審査員長・日野原重明さん講演 100歳超えても挑戦続く

「挑戦すれば若返る」と講演で話す日野原さん(山梨県南アルプス市で)

 趣味や社会貢献などで積極的に生きる70歳以上の高齢者を顕彰する「第13回ニューエルダーシチズン大賞」の募集が始まった。

 高齢期を、いかに生き生きと輝かせることができるか。審査員長の日野原重明・聖路加国際病院名誉院長(101)の言葉には、多くのヒントがちりばめられている。

 「勇気を持って行動することが大切です。頭の中で考えるだけではだめ。行動するということが、皆さんを変えるんです」。山梨県南アルプス市で4月に開かれた「新老人の会」の講演会。同会会長の日野原さんは、約700人を前に「実際にやってみること」が肝心だと語りかけた。

 同じ行動パターンに陥りがちな生活を、何かに挑戦することで変化させ、自分の手でデザインしてみようというのが、講演の主要なテーマ。

 「人間は、自分の運命は自ら作っていけるものだとなかなか悟らない」という哲学者ベルグソンの言葉を紹介しつつ、動物は走り方を変えられず、鳥も飛び方を変えられないが「皆さんは自分の生き方を変えることができる、デザインできる。時間に命を吹き込むと、その時間は生きてくる」と、力を込めた。

 会場のスクリーンには、バットでソフトボールを見事に打ち返した瞬間や、オーケストラを指揮したり、ゴルフをプレーしたりする日野原さんの姿が大写しに。いずれも、2011年10月に100歳に達した後の挑戦の姿だ。

 「私がスポーツマンならイチローのようになっていた。指揮者も、小沢征爾にまではいかないが、かなりいいところまで行くんじゃない?」。ユーモアたっぷりの話に、会場は大きな笑いに包まれた。

 現在も同病院で回診するほか、講演で各地を飛び回り、ラジオ出演、原稿執筆と多忙だ。挑戦を続ける姿を見せることで、「誰にも自分の行動を変えるチャンスはある」と伝えたいのだという。講演でも、「自分の運命は自分で作ろう」と力強く呼びかけた。

 同大賞の募集のスタートにあたり、日野原審査員長に聞いた。

 ――今回で13回目です。

 「今まで新しいことに挑戦する機会がなかった人も、この大賞が刺激になって、『じゃあ自分もやってみよう』と思ってもらえるとうれしい」

 ――新たな挑戦は、難しいものではありませんか。

 「私も、俳句といえば芭蕉を小学校で習った程度だったが、98歳の時、自分で作ってみようと思い立った。最近、童謡や童話も作っている。思い切ってやってみようと思えば、いつでも始められる」

 ――運命は、自分で挑戦することで変えられると。

 「生きがいが推進力になる。朝起きて、何もすることがない、というのはダメ。今日はこれをやろう、というのが大事だ。もし、病気を持っていても、その上で何ができるか、生きがいを見つけてほしい」(聞き手・滝沢康弘、写真も)

「第13回」募集要項

 「第13回ニューエルダーシチズン大賞」の募集要項は以下の通りです。

 【表彰】大賞(1人)=旅行券30万円分、読売新聞社賞(1人)=同15万円分、入賞(8人)=同5万円分

 【資格】1943年(昭和18年)4月1日以前に生まれた方。自薦・他薦不問。過去に応募した人でも受賞者以外は応募可

 【応募】活動内容を紹介する文章(400字詰め原稿用紙5枚以内)と、対象者が写っていて活動内容がわかる写真1点を郵送。表書きに題名、対象者の氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、性別、生年月日、年齢、自他薦の別を明記。他薦の場合は、推薦する人との間柄、推薦者の氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、性別、生年月日、年齢を併記。締め切りは7月20日(必着)

 【発表】10月に読売新聞紙上で

 【応募・問い合わせ先】〒104・0061 東京都中央区銀座1の5の8 銀座ウィローアベニュービル7階ロフト内「ニューエルダーシチズン大賞」事務局((電)03・3564・1376、土日祝日を除く10時~17時)

 【主催など】主催・読売新聞社 後援・厚生労働省 協力・高齢社会NGO連携協議会、全国老人クラブ連合会

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