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30歳息子がアトピー性白内障

 30歳の息子が「アトピー性の白内障」と診断されました。皮膚炎はステロイドの塗り薬で治療していますが、良くなりません。日光、車のライトなどがまぶしく、パソコンも中止しています。(60歳母)

若者の進行は急激 早めに手術

清水 公也 北里大学眼科教授(相模原市)

 一般的に白内障は中高年で発症しますが、アトピー性白内障は若年で発症します。また、若い人の外傷性白内障と異なるのは、両眼に発症しやすいことです。

 私たちの病院では、この10年間に351例のアトピー性白内障の手術を行い、平均年齢は32・3歳でした。ご質問の息子さんは30歳ですのでアトピー性白内障の典型的な年齢です。

 ただ、症状・視力を考えますと、そうひどい状態ではないと考えられます。原因の一つとしてステロイドの使用(内服、点眼、塗り薬)が考えられますが、全く使用されない方でも白内障を発症します。かゆいため就眠時にも目を無意識にたたいたり、こすったりすることによる外傷が原因とも考えられています。

 この場合、利き手と同じ側の目の進行が早い傾向にあります。症状はまぶしさや、明るいところで見えない、対向車のライトで見えづらくなることなどを訴えることが多いです。

 治療は薬物では無理で、手術となります。中高年の白内障と異なり、急激(数か月)に進行しますので、早い時期の手術をお勧めします。手術時期を遅らせますと水晶体が膨張し、検査や手術の難易度が増したり手術後の屈折(乱視・遠視)が正確に設定できなくなります。

 手術後は普通の生活(運転、パソコン、運動)に戻れます。ただし男性でアトピー性皮膚炎がある場合は網膜剥離のリスクも高いので、手術後の定期検査は重要です。

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