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介護・シニア

髪を豊かに…一手間でボリュームUP

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美容師の柳大路さんから髪のセットに関するアドバイスを受ける、海江田さん(右下)と沼田さん(左)(大阪市北区で)

 思うようにボリュームが出せない、分け目が気になるなど、シニア女性の髪の悩みは尽きない。その原因は間違ったヘアセットの方法にもあるようだ。悩みを解消するコツを、女性2人が美容師から学んだ。

 今回の探検隊員は、大阪府茨木市の海江田才子さん(69)と大阪市天王寺区の沼田妙子さん(62)。2人は阪神梅田本店(大阪市北区)の「ロイス美容室」を訪ねた。創業60年を迎えた老舗だ。シニア世代が多く訪れる同店では、カットやパーマなどの際、セットの仕方も細かく教えてくれる。

根元から乾かす

 細くて柔らかい髪質の海江田さんの悩みは、つむじにボリュームが出せないこと。ヘアワックスなどでつまんでボリュームを出しても、すぐにつぶれてしまうという。

 美容師の柳大路(やなぎおおじ)妙子さんが尋ねたのは、シャンプーの後のドライヤーの当て方だ。「熱で髪が傷まないよう、強風を頭の上から一気に当てています」と言う海江田さんに、柳大路さんは「髪を持ち上げて根元から乾かさないと、何をしてもボリュームは保てません」と言い切った。

 髪の動きを作るのは、毛先ではなく根元だ。水分が残ったままだと、どんな髪質でも思うようなボリュームは出せない。髪の毛をかき上げ、しっかりと根元を形作るのが基本だ。「おじぎをした姿勢でドライヤーをかけてもいい」と柳大路さん。

仕上がりふんわり

 根元にボリュームを出すのに便利なのがマジックカーラー。表面が接着テープになっているもので、100円ショップなどで簡単に手に入る。海江田さんが「時々使うけど、あまり効果がなくて」と言うと、柳大路さんは使い方に原因があると指摘した。

 ボリュームを出したい部分を取って巻いてしまいがちだが、それでは根元が十分に立ち上がらない。つむじなら、割れ目を中心にカーラーの幅よりやや広めに髪を取り、根元を毛流れと逆に立ち上げて巻き付ける。その後、ドライヤーの温風を当て、冷風に切り替えて十分に冷ます。冷まさないと形は保持できない。

 つむじとその前後に巻いた3個のカーラーを外すと、見ていた沼田さんが思わず「わぁっ」と歓声を上げた。軽やかなウエーブがかかったくせ毛を生かし、頭頂部もふんわり仕上がった。この状態を保つヘアスプレーの使い方も重要だ。形を作りたい部分に直接かけてしまいがちだが、せっかくのカールがスプレーの水分で崩れてしまう。30センチ以上離して「表面に膜を張るイメージで」と柳大路さんは勧める。

 髪の量が多く、横に広がりがちなのが悩みの沼田さんも、基本は同じ。まずは根元をしっかり乾かした上で、広がった印象になりやすいサイドを手ぐしで後ろに流す。根元から流せているので、一気にすっきりした印象になった。

白髪も目立たず

 マジックカーラーは分け目にボリュームを出して白髪を目立たなくさせるのにも有効だ。つむじ同様、分け目を中心に髪を取り、ボリュームを出したい方向とは逆に倒してカーラーを巻く。外すと分け目はふんわり立ち上がった。週に1回は部分染めをしているという沼田さんは「これなら回数を減らせるかもしれない」と笑顔を見せた。

 シニア世代になると、髪が細くなり、量も少なくなりがちだ。沼田さんは「若い頃と同じようにしていたのが、悩みを大きくしていたんですね」と言い、海江田さんも「持っているものだけでこんなに変われるとは。驚きました」と話していた。(文・内田郁恵、写真・原田拓未)

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