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高齢者の性・ブログ

yomiDr.記事アーカイブ

来場者の素敵なお話に感謝 …国分寺市の講演会

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 今日はバレンタインデーですね。私事で恐縮ですが、実は、自身の結婚記念日でもあります。学生時代から交際して(紆余曲折はあれども)20年、結婚してから7年目に突入です。正直、皆様の悩みが自分のこととしてわかるようになり、これはまずいと感じることもちらほらあるもので、このブログを通じて改めて男女関係を勉強したいと思います。皆様、大事な人に想いが伝わる素敵な日になりますように。

 先日の国分寺市の講演会に、たくさんご来場いただき本当にありがとうございました。連載やブログでのやりとりを中心にお話したのですが、後半の意見交換の時間で、多くの方が「大人の恋愛について聞けると思ったのですが」とおっしゃっていて、ちょっと期待はずれだったようで申し訳ありませんでした・・・。それでも私としては、ものすごく楽しく、ネタもたくさん頂いたいい1日でした。市職員の方も皆さばけていらして、ざっくばらんに高齢者の性や恋愛について色々興味深いお話をしてくださったので、いつかこちらで書きますね。

 講演会の後半は、ほとんど会場の参加者のインタビューのような形で進めてしまったのですが、特に中高年の出会いの場を主宰されている68歳の女性のお話が印象的でしたので紹介します。

 14年前に離婚したというその女性は、2年前に55歳の男性に交際を申し込まれ、遠く離れて暮らす彼と1年間、メール交換というプラトニックな関係を続けました。言葉のやりとりを重ねるうちに心の距離が縮まり、昨年6月には初めて一緒に旅行に行き、自然に結ばれました。それまで、セックスに関する言葉はメールに書くのも恥ずかしかったのですが、彼がそんな言葉も言い合えるように導いてくれたそうです。

 「今も遠距離恋愛が続いていますが、会うことがなくても十分幸せです。これまで男性とは3、4回食事をするとすぐにセックスを持ちかけられてがっかりしていたのですが、まずは、恋愛をした方がいいと思うのです。熟年恋愛という言葉が世間にないのは残念ですが、皆さんいくつになってももっと恋愛をしてほしいです」

 彼は体調を崩しているそうで、この関係がいつまで続くかはわからないそうですが、女性はそれでも「これを最後の恋としたい」と頬を染めておっしゃっていました。私は胸がキュンキュンなりっぱなしで、「素敵ですねえ」と繰り返してしまいました。

 このブログは「高齢者の性」というタイトルですが、性ってセックスだけではなくて、異性をいとおしく思う気持ちだったり、もっと相手を理解したいと願うことだったり、形は様々なんですよね。自然に相手に触れたい、交わりたいという気持ちがわき上がることも当然あるかと思いますが、心が寄り添っていればそれはさらに素晴らしい体験になるでしょう。そして、男女が愛を育んでいくのに、体の触れ合いが必須というわけでもないのだということにも改めて気付かされた体験談でした。

 もうお一方、昭和9年生まれの男性のお話も印象的でした。この方は、同年代の奥様に、「外でボーイフレンドをたくさん作っておいで」と勧めているそうです。「僕だけじゃなくて、男にもスケベな人、真面目な人、色々いるということを知れば世間が広がり、もっと心が豊かになる。それでも妻は、息子が来ると『うちのお父さんエッチなんだよ』と文句を言って、よその男と話そうともしない」と残念がっていらっしゃいました。

 この世代の男性といえば、どちらかというと妻を家に閉じこめておきたがる、というイメージ(偏見?)があったため、ものすごく私は驚いたのでした。でも確かに、夫婦も長年連れ添えば家族になってしまい、情はあるけれども色気を感じなくなるというのはよくあることです。外で異性と出会ってときめいたり、ときめかれたりすることで魅力を増し、それが夫婦関係の刺激にもなるならそれはそれでまたいいことなのではないかと感心してしまいました。ただ、外の相手の方に本気になってしまったら、どうするのでしょうね・・・。

 とりとめもない報告ですが、皆様はどうお感じになりましたか?この講演で、誰かにときめくのはそんなに難しいことではないのではないかというお話もしたのですが、それはまた次回に。


※連載は終了しました。ご愛読をありがとうございました。(ヨミドクター編集部)

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岩永直子

読売新聞 医療部記者

39歳、夫と二人暮らし

趣味は居酒屋巡りとダイエット

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28件 のコメント

ハムレットとオフェリヤの関係って?

ハックルベリー

ハムレットは欲求不満だった。中央公論で性の特集してるけど、あれもこれもゴッチャになってるな。結婚という枠組みは初めは性が主題だけど、出産、育児 ...

ハムレットは欲求不満だった。

中央公論で性の特集してるけど、あれもこれもゴッチャになってるな。結婚という枠組みは初めは性が主題だけど、出産、育児 家事労働 介護などなどで性はみるみる主題からはずれてくる。むしろ夫婦関係は性から遠くなっていくのが常態でしょう。
 自由愛はどこまでも性が主題ですから そのような関係を手に入れる手段が先決かな。ただし現
日本ではかなり難しい。

性機能障害はそれからの話ね。

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EDでも、悲観したもう事なかれ

めざめたじいさん

もうあかんさん貴男ひとりだけだはないですよ。57歳までは奥様と燃えるようなセックスが出来たのでしょう。こういう私は28歳から41歳までしか楽しめ...

もうあかんさん

貴男ひとりだけだはないですよ。57歳までは奥様と燃えるようなセックスが出来たのでしょう。
こういう私は28歳から41歳までしか楽しめませんでした。13年間は夢のように早く過ぎ、妻がガンに冒されセックスどころか身体に触れることも嫌がります。セックスの話をすると、私が悪いのでしょ‥と出てしまいます。

私も酒もタバコのしません。ギャンブルもしません。同僚達はどうやってストレスを発散させているのかと、心配してくれるほどです。

奥様がご存命だったらこの上ない幸せなことです。先立たれた義姉13年間の結婚生活で、再婚は許されず家の犠牲になっています。

セックスは挿入が一番気持ちがいいが、肩を揉んだり、手を触ったり、あわよくば彼女が感じるところまで手が届くかも知れませんよ。
諦めないこと、諦めないこと、悲観しないこと。

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性に興味が無くなった妻は淋しい。

もうアカン

76歳の高齢者。57歳のとき腎臓がんを患い、摘出手術で直ったものの、それ以来完全にEDになった。年齢的なものかとあきらめていたが、その後芸能人な...

76歳の高齢者。57歳のとき腎臓がんを患い、摘出手術で直ったものの、それ以来完全にEDになった。年齢的なものかとあきらめていたが、その後芸能人などが70歳代で結婚するなどの話を聞いて、自分は少し早すぎた、大分男としての人生を損をしたと思っている。妻もそれ以来、まったく興味も示さず、むしろ避けるようになった。淋しい限りだ。
私は、酒もタバコもやらず、女性も妻以外知らない。
今になって、EDになる前に少し遊んでおけばと後悔しているが、後の祭り。
もう私の人生取り返しがつかない。悔しい~。

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