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立ちすぎも病気です!

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 突然ですが、みなさん、「持続勃起症」をご存じですか?

 人気作家・奥田英朗さんの、精神科医・伊良部シリーズにもこの病気は出てきていますので、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 読んで字のごとく、「ずっと立ちっぱなし」の病気なのです。立ちっぱなし、なんていうと、何とも魅惑的な響きがあるかもしれませんが、これが、けっこう厄介な病気なのです。

 正常なら、性的な刺激により、興奮し陰茎に血液が満たされて勃起するという状態になります。刺激がなくなると、この血液は体内へリリースされます。しかし、持続勃起症では性的刺激や興奮に関係なく、勃起し続けるのです。

 持続勃起症(プリアピズム)には2種類あります。痛みの有無で、おおむね区別できます。


1.


虚血性プリアピズム   … 血液が陰茎で閉じ込められて、流出することができない。静脈の流れが悪くなる場合が多い。痛い!


2.


非虚血性プリアピズム … 動脈からの陰茎への血液の流れが多すぎるとき。痛くない。

 

 原因としては、以下のようなものがあります。

 白血病、薬物(抗うつ薬など)、アルコール、コカインやマリファナ、骨盤や会陰の損傷、一酸化炭素中毒。中には、サソリやクロゴケグモの毒によって血液が固まって持続勃起症になってしまったなんて報告もあります。

治すためには針を刺すことも

 治療は、虚血性か、非虚血性かによって異なります。

 虚血性なら、陰茎に針を刺して血液を吸引したり、血流を少なくするための薬を用いたりします。ちんちんに針を刺すなんて、考えただけでも痛そうなのですが… それしか治療方法が無いのです。針を刺しても治らない場合は、シャント手術という緊急手術が必要となってしまうのです。つまり、陰茎に流れ込む血液を逃がしてあげる手術です。

 非虚血性のときは、しばらく立ちっぱなしでも、そのうちに治る場合が多いです。日本性機能学会が監修するガイドラインにも、「緊急の処置は要さない」と書かれています。とある学会では、1か月放っておいても大丈夫、と聞きました。でも、外出するときは要注意ですね。

 なぜ、虚血性の持続勃起症が厄介な病気かというと、4時間以上続いた場合は陰茎が酸素を失ってしまい、有毒な状態になってしまうからなのです。後遺症として、組織損傷や勃起障害などが残ってしまうことがあります。

 世間では、立たない問題は広まっていますが、立ちっぱなしなのも、実は危険なのです。痛みがあれば、すぐに泌尿器科を受診しましょう。

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2件 のコメント

これは?

のぶりん。

授業を受けている時など、何も考えていないときも急に立ちます。でも、数分すると収まる時と治らない時が両方あります。これは上記の病気なのですか?

授業を受けている時など、何も考えていないときも急に立ちます。でも、数分すると収まる時と治らない時が両方あります。これは上記の病気なのですか?

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あのぅ…

たまたま

この病気のせいで子供産めなくなったりするんすか?あと、こういう風になる前にどういう生活をするべきですか?



この病気のせいで
子供産めなくなったりするんすか?

あと、こういう風になる前にどういう生活をするべきですか?

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