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石井苗子の健康術

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劣等感にモノ申す

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(潜在的なものですか、それとも経験から?)

 よく「克服する」と言いますが、根本的なところをキッチリと見つめないと、そう簡単に克服できるものではないと思うようになりました。特に年齢がいってからもずっと持っている劣等感は厄介です。

 ある人は、飛びぬけて背が高かったことで仲間はずれになり、教室の中を膝をつきながら歩いてまで友達を作ろうとした辛い思い出があったのですが、後に長身を生かしてスポーツ選手になった。なのに、引退後にまた同じ劣等感を呼び戻すことになってしまいました。

 ここでの難しさは、有名選手になって劣等感を克服したと本人が勘違いしていたことにあります。周囲が「今は背が高い方が有利。長身に感謝したら?」とか「普通の人はそれほど恵まれてないもんよ?」さらには、「贅沢いわないの!」「今からモデル業は?」などと言っても、全然説得力がありません。過去の栄光を絶賛されても、本人には嫉妬ぐらいに響いているのではないかと思えました。ちっともスッキリした顔をされないのです。叱られているような気分になっているのではとすら見えました。

 劣等感は自分のどこあるのかよく見つめて、欲しいというものを今から手に入る方法をよく考えることです。でないと幸福感につながりません。上のスポーツ選手の場合は、「結婚」することでした。本人のゴールはそこにある。だったらまっしぐら、決まるまであきらめないことです。

 人には、やりたいことと、出来ることがあり、双方が同じとは限りません。「やりたかったこと」となると、年齢的に出来なくなる日がくるから劣等感が複雑になってきます。病が邪魔をすれば、なおさら困難です。

 劣等感は自分からその元を断たなければ、幸福感につながりません。

 ここが他人の慰めや諌(いさ)めと異なるところです。

 つけまつげの歌を歌う、発音が難しい名前のアイドルがいますが、彼女の歌は劣等感を払拭させる工夫を述べた良い歌詞です。ヒットするはずだと思いました。

 ひと昔前とは違い、つけまつげは驚くほど顔のイメージを変える画期的で身近な化粧道具となりました。あの曲をかけながら、顔や髪の毛のあっちこっちに糊をくっつけながら練習するのも、手っとり早い幸福感につながる。

 こんなところから何かに近づく工夫を始めることです。ちなみに私も練習しましたが、ちっとも成りたい顔に近づかない。次を考えないと。そうこうしているうちに、また人生の発見が待ち受けているものです。


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石井苗子さん顔87

石井苗子(いしい・みつこ)

誕生日: 1954年2月25日

出身地: 東京都

職業:女優・ヘルスケアカウンセラー

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2件 のコメント

劣等感との付き合い方

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

個人的には劣等感は克服するものではなくて、距離感をコントロールするものだと思います。 僕自身、昼間から投稿してるなんてろくな医者ではありません(...

個人的には劣等感は克服するものではなくて、距離感をコントロールするものだと思います。



僕自身、昼間から投稿してるなんてろくな医者ではありません(笑)。

けれども、それは「普通のお医者さん」としての感覚であって、違う評価もできるかもしれない。

この「かもしれない」という考え方は一つのツールだと思います。



劣等感について一番印象に残っているのが、テリー伊藤さんの本で学んだことです。

「イチローはパワーヒッターになれない自分に劣等感を見出して、安打製造機としての道を切り開いたのかもしれない。一流は己にハッパをかけるために自ら欠点を見つめる、コンプレックスを作り出す。」



まあ、実際容姿の問題や結婚など一般的な幸福感に照らし合わせるとどこまで使えるのか難しいところです。

しかし、与えられた条件は神様を恨んでも変わりません。



劣等感を感じるようなことと完全に距離を置くのは難しいですし、そうやって意識すればするほど劣等感にとらわれてしまうジレンマが発生します。



ではどうやって付き合うのか?



おそらく、個人によって条件が違うので、一般解は存在しないと思います。

けれども、時間経過と心理や哲学を学ぶ努力によってある程度対処できるのではないかと考えています。

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普通に劣等感あります。

ビスコ

私の場合の劣等感は、性格のことだったり、なんでも人の言うことにまじめに考えすぎてしまって自分を見失って自分のしたいことが分からなくなって右往左往...

私の場合の劣等感は、性格のことだったり、なんでも人の言うことにまじめに考えすぎてしまって自分を見失って自分のしたいことが分からなくなって右往左往してばかりなこと。周りに強い人が多く、引き寄せてしまうこと。自分を出そうとしてもうまくいかないこと。

離婚もしてしまい、一度で結婚生活続かなかったこと。

まだ、涙することが多く。仕事に関する資格を一生懸命勉強して死ぬほど勉強して全部一回で合格したことだけは、報われたようでうれしかったです。

資格も全部仕事に生かし切ってはいませんが、それなりにいかせたことは人関係で色々ありますがそれでもお金を得るためにギリギリのところで無理して頑張っています。何を言われても言い返せないことが我慢ばかりして人間関係が折れることしかできず生きるのがつらいです、それが、私の劣等感です。

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