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いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ

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漢方薬をうまく飲むには?

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工夫1 オブラートをうまく使いましょう

 漢方薬を処方すると、「良薬は口に苦し」と言っていただける方なら良いのですが、「なんでこんなにまずいの?」と、白旗を揚げてしまう方もいらっしゃいます。がん患者さんでは、腫瘍によるえん下障害や抗がん剤の副作用で味覚異常が起こったり、放射線治療で唾液が出なくなり漢方薬がのどに詰まりやすくなったりします。ただでさえ病気でつらいときに、漢方薬を飲むこと自体が苦痛を伴うようではいけません。

 そんなときには、オブラートの出番です。


(1)

 

オブラートで、漢方薬を包みます。このとき大切なのはしっかりと漢方薬を包むことです。場合によっては数枚使っても大丈夫です。最近では、袋状になっている便利なオブラートもあるそうです。

(2)

 

水を準備します。オブラートで包んだ薬が浮かぶ程度の量です。

(3)

 

準備した水の上にソーッとオブラートの包んだ薬を浮かべます。

(4)

 

徐々にオブラートがゼリー状に溶けてきます。周囲がゼリー状になったらオブラートに包まれた薬と水を一緒に飲み込みます。ノドをツルンと通っていきますよ。


 これならば口の中でにがい味が広がることもありませんし、大量の水分を飲む必要もなくなります。試してみては、いかがでしょう?

工夫2 漢方薬を美味しく頂きましょう

 漢方薬の味がどうしても駄目な方に、「漢方薬を美味しくいただく」方法をお教えしましょう。昔から漢方薬の作用は、アロマテラピーなどと同じようにニオイにも味にも効果があると言われています。漢方薬を「ニオイと味も一緒に楽しみながらお飲みください」と指導を受け、お湯に溶かして飲んでいる方も沢山いらっしゃることと思います。しかし、その風味が苦手な方もいるでしょう。そんなときは、抹茶、コーヒー、ココアで味付けしてみてはいかがでしょうか?


(1)

 

コップに大さじ1杯のお湯を準備します。お湯の温度は、できるだけ高温が良いようです。

(2)

 

お湯の中に漢方薬を入れ、かき混ぜます。数分で溶けてくれます。

(3)

 

ここへお好みで抹茶粉末、インスタントコーヒー、ココアの粉を大さじ1杯加え、充分に溶かします。

(4)

 

適度な温度になったら、内服します。


 この方法は、小さな子供にも好評で、がん患者さんにも毎日違った味を楽しむことが出来ると喜ばれています。


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いまづ医師の漢方ブログ_顔120

今津嘉宏(いまづ よしひろ)

芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長

藤田保健衛生大学医学部卒業後に慶應義塾大学医学部外科学教室に入局。国立霞ヶ浦病院外科、東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センター等を経て現職。

日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

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2件 のコメント

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かんぽ

濃いめに作ったココアに漢方薬を混ぜて飲んでいます。漢方薬の中でも匂いと味がきついものなのですが、だいぶ飲みやすいです。味は少しだけ残りますが、全...

濃いめに作ったココアに漢方薬を混ぜて飲んでいます。
漢方薬の中でも匂いと味がきついものなのですが、だいぶ飲みやすいです。
味は少しだけ残りますが、全然飲めます。
匂いもだいぶなくなります。オススメです!

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意外においしいです

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漢方薬をコーヒー、ココア、抹茶粉末で飲んでみました。意外においしいです。というより、漢方薬ではなく、コーヒーなどの味のほうが勝つので、飲みやすかったです。漢方薬が飲みにくい人にはお勧めです。

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