医療ルネサンス
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医療ルネサンス
薬物依存(2)脱法ドラッグ 激しい幻覚
「やらなきゃやられる」 埼玉県の30歳代の男性Aさんは今秋、刃物を手に向かってくるヤクザや知人に応戦するため、包丁を握った右手をタオルで巻いて固定し、振り回した。奇声を上げ、敵を片っ端から刺す。だが、いくら倒しても相手は減らない――。なぜなら幻覚だったからだ。 「大丈夫ですか」。呼びかけられて我に返った。警察官や通行人が、窓から家の中をのぞいていた。 パウダー状の脱法ドラッグを吸引した…
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