海原純子のハート通信
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クリスマスの格差ストレス

今年も、クリスマスのイルミネーションが美しい季節になりました。ショッピングセンターにはクリスマスプレゼント用の商品が飾られています。さて、このクリスマス。アメリカ人にとっては、楽しい一方でストレスにもなるのはご存じでしょうか。
アメリカのホームズ博士はかつて生活出来事、つまりライフイベントにおける様々な出来事に点数づけをして環境要因のストレッサーとして提示しています。配偶者の死亡を100として、その他のライフイベントを点数づけしたものをご覧になった方も多いでしょう。1967年に発表された博士のチェックリストではクリスマスは12点のストレッサー度です。
なぜ、ストレッサーになるのか。いろいろ考えられますが、一つには、クリスマスはアメリカ人にとって家族で過ごす時間で、お正月より休暇が長い。家族や親戚を亡くした人にとっては友人がいなくなり、寂しいシーズン。一方、家族や親戚が多い人にとっては、何をプレゼントするか頭を悩ませるシーズン。出費も多い。経済状況が悪く、クリスマスを楽しめない人にとっては、回りの人の幸せ感がうらやましく感じるシーズン、などなどでしょうか。
クリスマスを楽しめる人にとっては楽しい季節。しかし、状況がそうでない人にとってはストレスになる季節とも言えるのでしょう。
日本では景気低迷が続き格差が広がっています。一昔前は若者が盛り上がったクリスマスのディナーやプレゼントも今一つ。格差ストレスが気がかりです。
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クリスマスの本来の意味に立ち戻ったなら格差ストレスなど感じずにすむのではないでしょうか。
煌びやかなパーティーや豪華なディナーやクリスマスツリーのしたの山盛りのプレゼントなどなくてもしあわせになれませんか?
小さなツリーでも、ささやかな食事でも、つつましいプレゼントでも人間はいくらでも幸せになれますよね。
家族や友人とともに過ごす幸せであたたかな時間があればそれだけで十分です。
クリスマスキャロルのお話、毎年クリスマス前に映画になったり、テレビドラマが放映されたりしますよね。
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ヨーロッパでは、一人暮らしの人、離婚したばかりの人、家族が居ない人などにとっては、クリスマスの3日間は寂しくてストレスに感じる人たちもいるけれど、また同時に幸せな家族生活を営んでいる人たちにとってもクリスマスは楽しいけれどストレスにもなるようです。
何故かと言うと、24~25日のうち、どちらの日に妻の実家へ行き、どちらの日に夫の実家へ行くかで揉めるのだそうです。
それがとてもストレスになるのだそうです。
傍目には、どちらでもかまわないではないかと思われるでしょうが、本人たちにとっては24日か25日か、とっても大切なようです。
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つい最近何かで読んだのですが、主婦のストレスの最大因子は献立を考え料理することと書いてありました。 料理が好きな人や、子育て真っ最中で意欲に満ち...
つい最近何かで読んだのですが、主婦のストレスの最大因子は献立を考え料理することと書いてありました。
料理が好きな人や、子育て真っ最中で意欲に満ちている人は別かもしれませんが、それなりに努力し続けるのは並大抵のことではありません。
家族それぞれの好みを考え且つ、和洋中の味覚&栄養のバランス、家計の都合なども考慮するのですから。手抜きしながらも主婦歴40数年の私は、「やはり!」と大いに得心しました。
さて、今回取り上げてくださった「クリスマスの格差ストレス」に関するストレッサーの数値は1967年のものとか。45年前と現代とはかなり状況が違うのではないでしょうか?
素人の勝手な読みを述べさせていただきたいのですが、何によらず「格差」という表現が横行している状況そのものが、現代人にとってストレッサーとしてはかなり高いのではないかと思っています。
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