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はつらつ健康指南

エクササイズ・健康・ダイエット

知りたい!健康食品(4)表示読み、理解して選ぶ

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摂取量の目安、成分の含有量

 「健康食品を取るなら、表示を読み、理解することが大切です。表示を読まずに食べている人が少なくありません」

 今月初めに、茨城県ひたちなか市の「那珂湊保健相談センター」で開かれた料理教室。同市の食生活改善推進員、(やす)良子(ふみこ)さんが、集まった女性22人に呼びかけた。

 同県では2005年から「健康食品の知識普及員」を養成。食生活改善推進員や栄養士約700人が、料理教室やイベントなどで健康食品の表示の読み方や注意点を伝えている。

 健康食品とどう付き合えばいいのか。適切に摂取すれば健康増進に役立つ食品もあるが、取り方によっては健康を損なう。消費者は、表示の見方など情報を読み解く力が求められている。

 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(東京)の蒲生恵美さんは「バランスの取れた食生活が基本。健康食品はあくまで補完的に使うもの」と前置きした上で、こう話す。「健康に良さそうな商品名やキャッチフレーズにまどわされず、表示を一通り読んで、どんな食品なのかを把握して」

 表示の見方は、国の制度である特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品、それ以外の「いわゆる健康食品」によって、異なる=図表=。名称に「栄養調整食品」「栄養バランス食」などの表示があっても、制度で決まっている名前ではない。いずれも「関節の痛みの軽減」「体内の解毒」といった医薬品的効能・効果表示はできない。

 トクホなら、1日の摂取目安量と、商品によっては保健機能効果が表れるための期間を確認する。期間は商品に記されないことが多く、ホームページなどでわかる。

 栄養機能食品は、国が定めた17種類のビタミン、ミネラルのうち、どの栄養成分に対してのものかを確認する。含有量もチェックする。「自分の食生活に足りない栄養を加えるという観点と同時に、特定の成分の過剰摂取にならないかを注意して」。ビタミンやミネラルの中には、過剰摂取で健康に害が出るものもある。

 その他の「いわゆる健康食品」は、どんな成分がどれだけ入っているかを確認したい。トクホや栄養機能食品は、国で決められた表示や規格があるが、いわゆる健康食品にはない。「その分、特定の成分を強調して、医薬品的な効果を暗示する商品が目立つ。あくまで普通の食品」

 トクホ、栄養機能食品、いわゆる健康食品、いずれも過度な期待は禁物だ。大切なのは、その食品を食べることで自分の食生活に何を補えるのか考えること。例えば、アミノ酸は肉や魚類にも豊富に含まれているため、あえて足す必要がないことも多い。

 蒲生さんは「不明な点は製造者や販売者へどんどん問い合わせましょう。商品の特長や表示の根拠を、分かりやすく誠実に説明してくれるかで、企業の姿勢もわかります。健康食品と賢くつきあいたいですね」と話す。(おわり)(大森亜紀、岡安大地、上原三和)

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