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境界性人格障害 どう接する

 境界性人格(パーソナリティー)障害と診断された友人女性との付き合いに悩んでいます。個人攻撃がひどくなり、怒ると「見捨てないでほしい」と泣かれます。どのように接するべきでしょうか。(43歳女性)

つらさに共感しながら手助け

大野 裕 国立精神・神経医療研究センター・認知行動療法センター長(東京都小平市)

 境界性パーソナリティー障害は、気持ちが動揺しやすく、人間関係が不安定になったり、自分を傷つけるような行動を繰り返して、生活の支障が出たり本人が苦しんだりしている場合に診断されます。

 その人の気持ちの動きや行動の特徴をみながら診断しますが、その特徴が一時的に表れているのではなく、思春期の頃からずっと続いていることと、類似した場面だけでなく、多くの場面で見られていることが前提になります。

 境界性パーソナリティー障害の治療は、うつや不安が強い場合には、症状を和らげるために抗うつ薬や抗不安薬などを使います。動揺しやすく傷つきやすい性格には、つらさに共感しながら、直面している問題を解決する力を育てるカウンセリングが役に立ちます。

 パーソナリティーはすぐには変化しませんが、年単位で治療を続けると、徐々に変化して、性格の特徴は残っても、大きく動揺することは減ってきます。

 境界性パーソナリティー障害の人は気持ちが動揺しやすいために、周りの人が対応に苦慮することが多いのですが、それだけつらいのだということに共感しながら、直面した問題を自分の力で解決していけるように手助けしてください。

 しかし、問題を解決するのはあくまでも本人です。また、ご質問の場合のように、気持ちの動揺が激しい場合には、主治医に相談するように勧めていただくのが良いでしょう。

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