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(22)基礎年金 増やすには

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  保険料の未納があり、基礎年金が少ないのですが、増やす方法はありますか。

月400円上乗せで付加年金

 自営業者など国民年金だけに加入する人は、老後に基礎年金しか受け取れません。40年加入で月約6・6万円で、保険料の未納などがあれば減額されます。

 このため、こうした人向けに年金額を増やす制度がいくつか設けられています。

 まず、付加年金。毎月400円の「付加保険料」を上乗せして払うと、老後は基礎年金に加えて付加年金が受け取れます。年額は、付加保険料を納めた月数に200円をかけた額。1年分の付加保険料4800円に対する付加年金は年額2400円です。つまり、年金を2年間受け取れば元が取れ、受給が長くなるほど有利です。

 ただし、サラリーマン世帯の専業主婦や保険料の免除者などは対象外。また、老齢基礎年金に代えて障害基礎年金をもらう場合などは、付加年金はつきません。

 保険料の納め忘れがあるなどで基礎年金が減額される人は、60歳以降も国民年金に任意加入することで、満額に近づけることができます。加入1年ごとに年金額は年額約2万円増えます。1年分の保険料は今年度は約18万円で、17年度以降は約20万円になる見込み。単純計算すると、10年ほどの受給で元が取れます。ただし、満額より増やすことはできません。また、基礎年金を繰り上げ受給すると、任意加入はできません。

 年金受給に必要な加入期間(現在は原則25年)を満たしていない人も、任意加入で不足分を補えば、受給できるようになります。任意加入は原則65歳になるまでですが、受給に必要な期間を満たすためなら最長70歳になるまで可能。この期間は2015年10月から10年に短縮される予定です。

 また、10月から、過去10年間の未納分を後納できる制度が始まりました。本来は過去2年分しか遡って支払えませんが、無年金・低年金者対策として期間を延長。15年9月までの時限措置なので、未納がある人は活用を。ただし、前々年度より過去の保険料には加算がつきます。

 このほか、会社員の企業年金などに相当する制度として、国民年金基金や個人型確定拠出年金もあります。(林真奈美)

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