いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ
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なぜ外科医が漢方を?
2000年4月、第100回日本外科学会総会では、会場である東京国際フォーラムと慶應義塾大学病院、ニューヨークのマウントサイナイ医療センター、川崎市立川崎病院の4か所を、インターネット通信を活用した4元中継で結び、遠隔操作での外科手術を行うなどしました。まさに、最先端の通信工学と外科医学を融合させた新しい医療の扉が開かれた学会でした。
あれから12年が過ぎ、iPS細胞を発見した山中伸弥教授がノーベル医学賞を受賞し、これまで難治と考えられた病気にも治療の光が当たる可能性が見えてきました。iPS細胞は遺伝子工学と医学の融合です。医学が進歩するためには、それぞれの時代に、他分野のすぐれた点を取り入れ、融合していくことが重要といえそうです。
わたしは、外科医として1988年、慶應義塾大学医学部外科学教室にお世話になり外科学の手ほどきを受けました。そして1997年からは産婦人科医であり漢方医でもある村田高明先生(日本臨床漢方医会理事長)に師事し漢方医学の基礎を学びました。村田先生は月経前症候群、更年期障害、不妊症など産婦人科領域に漢方医学を積極的に取り入れた方です。
こうして私は約25年間、医師として医療に携わり、現代における外科学と漢方医学の融合を目指してきました。
「外科医がどうして漢方を?」とよく聞かれます。私は外科医として、メスだけでは治すことができない病気、抗がん剤や放射線を組み合わせても難渋する病気と向き合ってきました。やがて、最先端医療である西洋医学では治すことができない病気も、全く正反対にある伝統医学「漢方」を学ぶことで解決の糸口を見いだすことができるのではないのか?と考えるようになりました。
その当時、わたしのまわりにいる外科医は、漢方医学のことを馬鹿にすることはあっても、学ぼうとする人は皆無でした。奇人変人扱いをされる日々が続きましたが、それでもコツコツと昼間はメスを握り、夜は漢方医学を学ぶ日々を送ってきました。
そして、先ほど触れた第100回外科学会の記念郵便切手を見たとき、わたしの気持ちが間違っていなかったことを確信しました。そこには、華岡青洲(1760~1835)と、彼が開発した麻酔薬「通仙散」の主剤であるチョウセンアサガオが意匠として描かれていたからです。世界で初めて全身麻酔に成功した外科医・華岡青洲が目指した医療は、まさに和洋折衷、西洋医学と漢方医学の融合に他ならなかったからです。
勇気をもらったわたしは、その後さらに外科学と漢方医学の融合を目指すことになりました。これからはじまるブログは、そんな外科医の漢方四方山話です。
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この年まで大病しないでこれたのも基礎代謝を漢方医学に習い食事から日々の生活を実践して
来ました。早目に全身を診ていただき喉が赤いからとか、爪の状態とか、舌の色、手足の動き、
など異常な場合鍼治療で血流を良くしてもらい、症状に効く食べ物をとります。
薬は簡単に市販薬にたよりません。
昔の人達はこんな基本的な生活をしていたのかもしれませんね。
健康だからこそ言えるのでしょうが。。。。
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東洋医学と西洋医学の融合
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東洋医学は予防とケアー。西洋医学は処置。すべての根源は血液(血流)。この血液がDNAにより体質を持っています。がん体質、糖尿体質等です。自分の持っている体質を理解してうまく共存するためにまず東洋医学で予防します。予防ができず発病したら西洋医学で処置します。処置後が大事です。処置後東洋医学でケアーします。私はがんの患者さんの場合は血液の温度である体温を36度以上にあげるようにします。
体温を上げながら頭の治療をしてストレスが発散できるようにします。現在糖尿体質の人が10人のうち8人はいます。心筋梗塞、狭心症、脳血管障害、水虫、巻きつめ、椎間板ヘルニア等合併症が多いです。この体質の人は合併症が起きないように予防とケアーが大事です。私は糖尿体質の人の場合は心臓とすい臓を暖めて血流をよくします。
認知症、アルツーハイマーの人は頭の血流をよくして耳の中と耳の後ろ周りの神経をほぐします。患者さんを通していろいろ体験させていただき勉強しています。東洋医学のなかで30年いますがすべての病気の基は血流と神経だと感じて日々戦っています。東洋医学と西洋医学の利点を取り入れていくことがBESTです。先生自身のお体も慈しんで一人でも多くの患者さんを救えるようにがんばってください。
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がんについて
はらはらどきどき
あるお医者様がご自分が「がん」になったら手術されますかとお聞きしたら、私は、「岩盤浴」で直すとのこと。 これってご自分で他人を執刀なさっていて変...
あるお医者様がご自分が「がん」になったら手術されますかとお聞きしたら、私は、「岩盤浴」で直すとのこと。
これってご自分で他人を執刀なさっていて変ではないのでしょうか?
がんはそういった意味では、手術するよりこういったことや漢方などで自分の持っている力を引き出すことのほうが大切なのではないかと思った次第。
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