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いきいき快適生活

介護・シニア

70代に「ゆとり旅行」

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70歳代をターゲットにした旅行商品は今後も増えていくとみられている(23日、東京都港区のJTB新橋支店で)

 JTBなど大手旅行会社が70歳以上を主なターゲットにした旅行商品に力を入れ始めている。「旅行はしたいが体力的に不安」という声に応えたもので、歩行距離を短くしたり、トイレ休憩の回数を多くしたりするなど、きめ細かな配慮を売りにしている。

歩行距離短く、食事は椅子で

 JTBは8月、同社として初めて70歳以上を主な対象にした国内旅行商品「ゆとり紀行」(17コース)を発売した。最大の特徴は歩き疲れないよう行程を工夫したことだ。例えば、青森県の奥入瀬渓流を巡るツアーでは、下りのコースを従来のツアーと比べ2倍かけてゆっくりと歩く。和歌山県の熊野古道のツアーでは、熊野本宮大社の石段などは上らず、ジャンボタクシーを使う。

 宿泊先は、足腰への負担が軽いという理由で「布団よりベッド」との要望が多いことから、洋室か和洋室を手配し、食事は正座しなくて済むよう椅子席を用意する。宿泊先には早めに到着し、出発時間は遅めに設定した。

 クラブツーリズムは、70歳代向け海外旅行の企画を始めた。インド周遊のツアーでは、1日の歩行時間を明記し、参加者数を少人数に絞ってバスの座席を2人分使えるようにするなど、ゆとりを持たせた。

 背景には、高齢化に伴い、70歳代の旅行者数が増えていることがある。観光庁によると、2011年の70歳以上の国内旅行者数は前年比で3・6%増えた。

 JTBによると、従来のツアーより代金は高めだが、発売1か月で約100人の予約があった。高齢者介護施設から団体旅行の申し込みもあったという。「60歳代に比べると、旅行中に体力の不安を感じる参加者は、70歳代でかなり増える」(JTB広報室)という。

 これまで50~60歳代向けの商品が多かったが、今後はより高い年齢層向けの旅行商品が増えそうだ。

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