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いきいき快適生活

介護・シニア

介護用食器に美しさを

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使い心地と両立

縁に折り返しの付いた皿や口に入れやすいように仕上げたスプーン

 「美しい介護の器 てまる展」が、9月11日まで東京都新宿区・リビングデザインセンターOZONEのモノヴァギャラリーで開かれている。介護が必要な人にも食事の楽しさを満喫してほしいと職人が工夫した食器が並ぶ。

 展示されるのは、皿やおわん、スプーンなど約30種類。岩手県の陶磁器や木工品の職人と同県工業技術センターが連携して2010年から始めた「てまるプロジェクト」から生み出された商品だ。一般食器より使いやすく、美しい介護用の食器を目指している。作り手と使い手がつながり輪になるようにと「てまる」と名付けられた。

 これらの器は、高齢者や障害者が実際に使用し、その感想を基に改良を重ねている。

漆器のおわんも折り返しがあり、軽い

 透き通るような薄い水色の磁器の皿は、スプーンですくいやすいように縁に折り返しを付けている。漆器のおわんは安定感のある形に仕上げた。握りやすいように仕上げた木のスプーンなども並ぶ。会場では、実際に使い心地を試すこともできる。

 プロジェクトの代表で磁器職人の大沢和義さんは「上質で美しいものをそろえた。介護用の食器は画一的なデザインのものが多いが、ここでは食器を選ぶ楽しさを味わってほしい」と話している。

 これらの商品の一部は、今回の展覧会でも販売する。磁器の器は1640円から、木のスプーンは4400円から。入場無料。

 企画展の問い合わせは同ギャラリー(03・6279・0688)へ。商品については、大沢さんの工房(019・688・1502、ファクス兼用)でも問い合わせを受け付ける。

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