オトコのコト 医師・小堀善友ブログ
妊娠・育児・性の悩み
オトコたちよ、こんなマスターベーションは止めよう!
前回は、膣内射精障害に悩むカップルの話をしました。実は、この状態は結構深刻なのです。
当然、セックスで射精をすることができないので不妊症となってしまいます。
また、これは男性だけの問題ではありません。女性側からすると…
「なんで私で、イケないの?」
…と悩みます。そこから、セックスレスになったり、夫婦仲が険悪になってしまい、最終的に離婚してしまったりというケースもありました。
膣内射精障害になってしまう原因は、以下の2つがあります。
心理的な問題
思春期の頃からのマスターベーション方法が間違っている場合
心理的な問題が原因となる場合には、カウンセリングが行われます。
そして、意外に多いのは思春期の頃からのマスターベーション方法が間違っている場合です。間違ったマスターベーションの方法の代表を以下に記します。
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手を使わないマスターベーション(コレが一番多い)。例えば、シーツや畳にこすりつける(いわゆる床オナ)、布団や枕を股間にはさんで圧迫する、大腿部にはさんで圧迫する、など |
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強く握りすぎてしまう |
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仰向けで足をピーンと伸ばしていないと射精できない |
…などなど。
なぜ問題なのか? 例えば、床に圧迫する方法でマスターベーションしている人の場合、ペニスが圧迫される感じで刺激を得て射精しているので、膣の中に挿入する感触とは大きく異なります。勃起を十分にしないままに射精している場合もあります。そのため、膣の中の刺激では射精をすることができないのです。
多くは、10代の思春期の頃から間違ったマスターベーション方法をしているために、修正が極めて難しいのです。治療の際には、正しいマスターベーション方法を教えることから始まりますが、なかなか簡単には治らないのが現状です。
というわけで、こうした誤ったマスターベーションをしている方は、できるだけ早急に正しいマスターベーションをするように心がけてくださいね。もちろん、泌尿器科医は、性機能についても相談に応じますので、恥ずかしがらずに受診してください。
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恥ずかしい話ですが、一時期、床にこすりつける自慰行為を毎日やっていたことがあります。
この自慰行為を覚えたのも早く、弊害も大きいのかと今更になって後悔し始めました。
こういう情報サイトに早くたどり着くべきでした。
そもそも、自慰行為をするのは間違っているのでしょうか。
自慰は悪くないが床にこすり付けるのがいけないのでしょうか。
今は、忘れた頃に床にこすりつける自慰をしてしまいますが、弊害も多いと知って怖くなり、
なるべくしないように禁欲しています。
これについて、何か問題点はありますでしょうか。
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