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9件 のコメント

母の慈しみから解放されて

貧しいフィリップ

27歳の自称フィリップ。まさに「アッチ方面は…」理解ある母に支えられていました。両親に責任がありわけではないのに、夢精に気づいた母が中学生のフィリップの苦悩を救ってくれました。

フィリップは,母に申し訳なく思いながら、そのたびに泣きました。母のハンズは父親の配慮があったようです。さすがに父には出来なかったことだと思います。

いま、サービスを受け「申し訳ないと思いながらの行為と違い、恥ずかしさも消え心ゆくまで昇天できます。

これまでの両親の慈愛をかみしめながら、心の支えになる伴侶に恵まれたいと願っています。

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両手のない障害者への「遠慮」や「気遣い」

安堵

テレビで紹介された両手が生まれつきない女性、本人の生きる姿勢にも感動したが、それを見守る母親の支え方に黒人青年のドリスを見た。

彼女が一番喜んだのは、自分で身支度の全てをやり終えたときだという。下着を着けるところから、顔のメイクまで全て両足で行う。
立ったままでズボンを履くとき,ズボンの脇をフックに掛ける。吸盤の付いたフックは足を使って自由に高さを変えられる。それを与えたのは母親だ。
正装した彼女は、ドアーノブを足で開け,ハンドルの上に足を乗せ颯爽と出かけていった。パソコンのキーも健常者と変わりなく打てる。

これは想像だが,女性としての欲望も健常者と何ら変わりなく,自らの工夫で満足していると思う。

母親は彼女の行動を見守るだけで手伝おうとはしない。「遠慮」や「気遣い」をしない生き方にほっと安堵しているものです。

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1回の放出、¥3500

めざめたじいさん

「女に関してだけど、アッチ方面はどうしてるの?」

これまで見た映画の中で、こんなにあからさまに性慾を持ち出したのを見たことがない。障害者が抱える最大の悩みだそうだ。

坂爪真吾著「セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱」に、社団法人ホワイトハンズのサービス「射精介助」を取り上げている。

数日前のA紙にも大きく障害者の性慾処理が取り上げられていた。介護士を目指す男性も女性も、これまでタブーとされてきた障害者の性慾処理、射精介助の技能を学んでいる。

健常者であれば、他人に気づかれないように密かにしている行為が、障害者によっては出来なかったのだ。それを口に出すこともはばかられ、辛い生活を送っていた。それが1回3500円でサービスを受けられるという。日本でもようやく見直されてきた問題。

映画の中で「フィリップは首から下が麻痺しているので、性感帯の耳をもんでもらって『感じて』ます」と、ある。見逃されていた世界に光を当てた制作者に拍手。

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耳のマツサージに、吾に返る

自慰じい

78歳の男性です。同い年の家内と一緒に見ました。家内は42歳で乳がん、左乳房をなくしました。手術の朝、私の手を取り切除する乳房に当てわすれないでね、と。その後コバルト照射の障害が出て骨の手術4回受け、酸素を使いなさいと言われる体になってしまいました。病魔はそれでも飽き足らず大腸にも、両方の肺にも癌をまき散らしました。

そんな身体を私に見せることはなく、抱くことなど絶対させません。

下半身麻痺のフィリップが耳をマッサージしてもらい欲求を満足させるシーン、彼女の気持ちを揺さぶったようです。「私がこんな身体になったために、迷惑をかけて…」「俺は子ども頃から自分を慰めていたから、不自由はしていない」と言ったものの、まだ彼女をハダカにして抱きしめたい欲望はますます強くなっています。

彼女自身、欲望をどう処理しているか分かりませんが、フィリップのように前向きに性欲を発散して欲しいと願っています。昔人眼ですから、そんなはしたないことを、と言われそうですが。1度しかない人生、満たされないまま終わるのは…複雑な気持ちです。

私たちには、どうしても笑えない映画でした。

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最強のふたり

星降る子

久しぶりに心の底から笑いました。フィリップ氏の純情で高尚な詩の文通とクスクス笑いのユーモア。
そこへドリスの破天荒な、しかし正直な接し方と、又、荒っぽい独特のユーモア。異質なものがぶつかり合って醸し出される驚くべき世界。どんなドラマティックなクラッシックの交響曲にも負けないほど、心躍り、ワクワク、クスクスハラハラ、ドキドキ、ワッハッハの連続。
最初から最後まで笑い続けました。
私は左腰のギックリ腰の手術から、下半身の不全麻痺となり、この映画を是非見たくて、車椅子で娘と一緒に観劇しました。
身障者であれば、あの映画の中の仕草が意味するものが、そこそこ分かることもあり、フィリップ氏の辛さも共感できつつ、でもどんな境遇であっても、やっぱり人生は楽しく生きて、笑うに限ると実感しました。ブラボー!です。

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「最強のふたり」裏話

山口博弥(記者)

本当に人それぞれですね。

だからこそ、この人はどういう人なのかを知るために、真剣に接することが必要なのだと思います。



私は口べたな方ですが、それでも記者という仕事柄、普通は聞きにくいことも質問してしまうようになりました。職業病ですね。



ちなみに、私はこの映画について「かなり大げさに脚色している部分もあるかと思います」と書きましたが、実際の2人はもっとやばいことをいっぱいしてきて、監督は映画に盛り込めなかったそうです(笑)。

 

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いいですね~

ロレンツォのオイル

耳のつぼで、ありますね。

いい事です。そこをマッサージなんて。



ビージーズもいいとは思います。



今は亡き、ボーカルの歌声で。

「哀愁のトラジディ 」

「若葉のころ」

意味理解する事なく、音楽を絵として観る感じで。

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人それぞれですが・・

ぷかぷか

どんな病気も、病んでしまった方のとらえかたや性格によりけりと思いますが・・・

がんにせよ、心因性の病にせよ、ただやみくもに「頑張れ!頑張れ!」などと本人に向かって唱える人がいます

何か、ドラマの見過ぎ?

と思えるような人・・・



もちろん、本人達は頑張っています

空気の読める人であれば、相手(病気されている方)の体調を配慮した上で、笑える話をふってあげるようにしたいと思います


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Wild flower 多様な価値観

寺田次郎 六甲学院56期

ものの捉え方は人それぞれです。



辛いことを出したくない人もいれば、敢えて口にすることで受け容れたい人もいます。



言霊信仰の行き過ぎか、日本はしばしば「悪いこと」を口にしません。

しかし、一方で裏でこそっと口に出したりします。



雰囲気だけ伝わるのが気持ち悪い人間もいます。



まあ、僕はオープン過ぎるのかもしれませんが、がん告知さえ憚られた過去から、時代はオープンな方に進んでいると思います。



タイトルはSuperflyの曲名です。

山口さんの映画に対抗して、歌で攻めてみました。

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