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いきいき快適生活

介護・シニア

調理、これでラクチン

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 野菜などの食材をみじん切りにする、つぶす、まぜる……と縦横に活躍、料理の下ごしらえを楽にしてくれるのが調理家電だ。調理時間を短縮できる上、子供の離乳食作りにも便利なグッズだが、最近は洗いやすくなったり、コンパクトになったりと機能も進化しているようだ。

「切る」「混ぜる」「つぶす」一手に

 料理の下ごしらえに使えるのが、「フードプロセッサー」や「ブレンダー」と呼ばれる調理家電だ。フードプロセッサーが普及している欧米の家電メーカーがここ数年、日本で新商品を次々と発売している。

 商品によって機能は異なるが、〈1〉野菜の千切りやみじん切りなど「切る・刻む」〈2〉ハンバーグのタネ作りのような「混ぜる」〈3〉食材をペースト状にする「つぶす」――などができる。手作業より、はるかに速く、タマネギのみじん切りなどは、ほんの数秒で完成だ。

 調理家電は、もともと、調理の時短を目指す共働き世帯などの間で人気だった。最近は、子どもの離乳食作りに便利と、20~30歳代の子育て世代にも需要が広がっているという。新鮮で栄養価の高い食材を、手早くつぶせるので、離乳食の幅も広がるからだ。

 家電評論家の戸井田園子さんは「歯が弱いお年寄りがいる家庭でも、こうした家電は重宝。家族と同じ料理を簡単につぶして介護食にできる」と話す。需要はさらに増えそうな情勢だ。

コンパクトで使いやすく

 ところで、同じ調理家電でも、従来のミキサーやジューサーは、使った後の洗いものが面倒だったり、キッチンに置き場所がなかったりしたものだ。戸棚にしまいっぱなしで使わずにいる人もいるはずだ。

 その点、最近の調理家電は使い勝手も改良されている。刃を外して洗えたり、容器や蓋は食器洗い乾燥機でも洗えるようになっている。

 キッチンの限られたスペースに置けるように、コンパクト化も進んでいる。手で持って使うスティック型のブレンダーは、場所をとらず手軽に使える。

 選ぶ際はデザインも重視したい。キッチンに毎日置いても目障りにならないものでないと、結局は使わなくなってしまうからだ。(経済部 滝沢聡)

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