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わいず倶楽部

介護・シニア

腰痛の予防・治療(1)老化で椎間板や腰椎が変形

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おなか側から見た腰骨の模型。椎間板(薄紫の部分)を挟んで、五つの腰椎がつながる。黄色い部分は神経

 今月は、大阪府豊中市の今凌子さん(78)と同市の井上佳子さん(59)からの「腰痛が心配」という声に応えます。講師は、日本脊椎脊髄病学会評議員で大阪厚生年金病院脊椎外科部長の細野昇さん(54)=写真=です。

 骨盤に乗るかたちで私たちの胴体の真ん中を走り、身体を支える軸となるのが脊椎です。その脊椎を構成する椎骨のうち、背中の下方にある五つが腰椎と呼ばれ、お互いの間にクッションの役目を果たす椎間板が入っています。

大阪厚生年金病院 脊椎外科部長 細野昇さん

 腰痛で多いのは、老化・加齢で椎間板や腰椎などが変形することによって起こるタイプです。

 椎間板は傷んでも修復されない無血管組織です。水分が減り、空気が抜けたタイヤのような状態になってくるし、中の髄核が出てくる「ヘルニア」になることもあります。従って、60代で椎間板に何の問題もない人はいないと考えてよいでしょう。骨にはとげができてきます。

 こうした変形の他、腰椎を取り囲む筋肉の減少なども腰痛になりやすい条件です。

 無理な姿勢、腰回りの筋肉の酷使も要注意です。予防や症状緩和には、ふだんの適切な運動などが大切です。強い痛みが続けば、薬や手術で治療します。次回から具体的な予防法や治療について説明します。

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