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演歌歌手 大江裕さん 22

一病息災

[演歌歌手 大江裕さん]パニック障害(1)ステージ 強い動悸襲う

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 「演歌高校生」としてテレビ番組で人気者になり、2009年、「のろま大将」でデビューした。幼少時からの大ファンで今は先生と慕う、北島三郎さんの音楽事務所に所属する。

 デビュー後の活動は順調だった。だが10年11月、九州でのコンサートツアー中、体の異変に襲われた。

 その日、昼夜2回のステージがあり、昼のステージは問題なかった。ところが夜のステージの1曲目「のろま大将」を歌い終わった後、強い動悸(どうき)がした。

 「胸をドンドンとたたかれているようでした。足に力が入らず、自分がどこにいるかも分からなくなりそうな感覚に襲われました」

 ステージに立っていられなくなった。

 「体がおかしい。司会の方、お願いします」

 マイクを司会者に預け、スタッフに両脇を抱えられて舞台袖に引き揚げた。

 楽屋で座り込んだ。手が冷たくなっていたので、スタッフに「手を握ってください」と頼んだ。過呼吸による症状なら、息を止めると楽になるという話を思い出し、呼吸を止めようとしたら意識が消えかけた。動悸が止まらず、頭がボーッとした。

 客を待たせて病院に連れて行ってもらった。血圧の上の値は普段は120前後なのに、190もあった。病院で1時間ほど休むと症状は収まったが、その日はステージに戻れなかった。

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