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質問・ご飯、ゆっくり食べるコツは?

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  聴講者の皆様方から事前にお寄せいただいたご質問に、鎌田さんにお答えいただきます。最初は73歳の男性の方からの質問です。「現役時代は早く食べる生活でしたが、リタイア後もゆっくり食べることがどうしてもできません。どうしたらゆっくりペースで食べることができるでしょうか」というご質問です。我が身を振り返って笑いましたけど。

 鎌田 そうですね。僕たちこの10年ぐらい、何か、せかせか、せかせか生きてきましたよね。だから、まず、テレビのスイッチを消してご飯を食べたらいいですよね。

 そして、お米をとぐなど、奥さんの食事の支度を少し手伝ってみてはいかがでしょうか。丁寧に作ったという意識があると丁寧に食べられます。

 そして、「いやあ、うまいな」ってしみじみとかみしめていると、食事はそんなに簡単には終わらないですよ。うまいなと思っているうちに、何度も何度もかんでる自分に気がつきますよ。50回かむとか、100回かむとか、自分で決めてやってる人はそのスタイルでもいいけれども、僕は、自然にうまいなと思ってかんでると、結構自然に何度もかんでる自分に気がつきます。それは早くなってしまった食事をゆっくりさせることにつながりますよね。

 テレビに目を向けるんじゃなくて、時々は「夕日がきれいだな」とか「いやあ、夏が来たな」とか思いながら食事をする。自分が自然の中にいることを意識しながらご飯を食べていくと、食べたものが身になりやすい気がします。

薬の副作用について、気をつけることは?

  なるほど。工夫はいろいろありますね。確かに、せかせかと、ただ口にかき込むというのではなくて、味わいながらいただくことが大切ですね。

 次は、73歳の女性の方からです。「薬の副作用について、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか」というご質問です。

 鎌田 薬には思わぬ副作用というものもあります。でも、薬のおかげで救われている命もいっぱいあります。医師や薬剤師の指示のもと、きちんと決められたように飲むことが大事です。ただ、主治医と相談して、減らせる薬は減らしてもいいと思います。

 たとえば、睡眠薬は飲まずにすむなら、飲まないほうがいいです。飲まないほうがいいけれども、飲まずには眠れないときには、薬に応援してもらっても構わない。でも、できるだけ常用するのは避けたほうがいい。

 ただし、膠原病のステロイドの薬や、リューマチの薬や、高血圧の薬なんかは、できるだけ指示どおり飲まなければいけないですね。

 ですから薬はいつでも、少しでも減らせる病気の場合は薬を減らす。だけども、絶対のみ続けなくちゃいけない薬だっていうことを医師から言われたら、医師の指示どおり薬を飲むということです。

脳出血から8年、しびれ・こわばり出る…運動した方がよいか?

  次は、62歳の男性の方で、脳出血で倒れて8年になるという方です。「大体回復したのですが、1年ぐらい前から特にしびれがひどくなり、こわばりなども出てきました。こういう状態でストレッチなどの運動をしたほうがいいのでしょうか、控えたほうがいいのでしょうか」というご質問です。

 鎌田 痛いから、しびれるから動かさないでいるとどんどんこわばりが強まっていきます。痛みのない範囲の中でできるだけ動かし続けて、かたくならないようにしておくことが大切です。

 人間は病気になると、心の病気でもそうだけれども、体が屈曲してくるんです。できるだけ伸ばしてあげる。伸ばしてあげれば、心も負けないし、手足の機能も温存されるんです。だから、手のひらも伸ばす。膝も、肘も、肩も、いつも伸ばしておく。そうすると呼吸がいっぱいできるようになる。すると気持ちも元気になるという好循環がうまれます。

42歳女性、感情のコントロールに苦慮

  ストレッチが重要であるゆえんでもありますね。最後のご質問です。42歳の女性の方ですが、「カッとなると声を荒らげるか、自分を全く押さえてしまうかのどちらかの表現でしか自分をあらわすことができません。どちらも非常につらいんですが、どうすればいいのでしょう」というご質問です。

 先生の大ファンで、書かれたもので涙の出るほど号泣したこともあるんですが、感情のコントロールに非常に苦慮していますということです。

 鎌田 簡単に性格は変わらないけれど、行動パターンはちょっとは変えられるはずです。努力して、言いたいことをヒステリックにならずに伝えてみましょう。行動変容を起こしてみようと、しっかり意識すれば、少しずつでも、必ず期待した変化が現れてくるはずです。(終わり)

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