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(4)患者も勉強 病院・医師を育てる思いを

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 メールでの相談を受けていますが、困った相談があります。いろいろな症状を並べ立てて、どうしたらいいか教えてほしいと。そんなもん知るかと言いたいが、その方には、きちんと受診していただいて検査を受けて下さいと伝えています。

 「あるお医者さんにこういうことを言われた。意味を教えてください」というメールも届きます。まず、そのお医者さんの説明を、あなたが理解できていないのだから、理解させられない医者は変えた方がいい。ただし、その医者は本当は一生懸命説明しているのに、あなたが理解できていないのかもしれない。やはり、患者さんもちゃんと勉強しないといけないと思います。

 メールだけでなく、診察の際に、自分の病状を並べ立てる患者さんもいます。大変ご苦労されており、話を聞いてほしいのは分かるのですが、医師も忙しいのです。何が受診の目的なのか、明確にした上で、質問は簡潔にすることが、医師と上手に付き合うためのコツでもあります。

 一方、ホームページや新聞記事を見て、「自分は心臓手術を受けなければいけない病状で、あなたは心臓手術を行うのを商売にしている。よし、あなたに心臓手術をお願いしよう」というアプローチは大歓迎です。ご自分の病気をよく理解され、さらに、治療を受けようとしている病院のこともよく理解されているからです。それが今日述べたい、患者のあるべき姿だと思います。

モンスターペイシャントもいる!

 嫌な患者、モンスターペイシェントもいます。病気になるのは、大変理不尽なことです。一生懸命理由を見つけようとしても見つからないので、医者にあたる人もいます。「私は素人ですからちゃんと説明してください」と医者を攻めたてれば状況が好転すると信じている傲慢な人もいます。

 このような患者さんは、どこの病院に行っても嫌われます。ほんとに気の毒だなと思う。そうなってはいけません。だからといって、常に医者の機嫌を見て迎合しろと言っているのではありません。ポイントになるのは、病気や病院に対する理解なのです。

各病院のストライクゾーンを狙え

 高い専門性を持っている病院があります。糖尿病、白内障、めまい、頭痛の専門外来を持っていたりします。患者さんは、病院のストライクゾーンを見て受診するのが良いと思います。病院にとっては、多くの患者さんを治療できるので実績が積める。名前も上がるし設備も良くなる。モチベーションも高くなる。社会に貢献でき、医者を育てることもできます。

 患者さんがお医者さんを育てる、まさに、ファンがスターを育てる「AKB」のようなものですね。皆さんも病院を、そして医師を育ててください。

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