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医療相談室

卵巣腫瘍

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77歳の母、全身麻酔による体への影響が心配

 77歳の母親が卵巣膿腫(のうしゅ)を患っています。内視鏡手術を考えていますが、全身麻酔が、どれくらい体に負担を与えるのか心配で躊躇(ちゅうちょ)しています。肺炎、せんもう、物忘れがひどくなる場合もあると聞いたことがありますが、大丈夫でしょうか。(42歳男性)

現在の麻酔薬は安全性高く、副作用は非常に少ない

花岡一雄 JR東京総合病院名誉院長、東京大学名誉教授

 麻酔方法には全身麻酔と局所麻酔があります。全身麻酔は意識の消失を伴う麻酔、局所麻酔は意識下で局所のみ麻酔する方法です。

 卵巣膿腫は下半身の手術ですので下半身のみに限局した麻酔方法も可能です。しかしながら、膿腫の大きさによっては、お腹の広い部分に操作が及ぶこともあります。その場合には、下半身の麻酔のみでは、患者さんが苦しむこともあります。従って、全身麻酔が選択されることになります。

 お母様は内視鏡手術を考えておられるようですが、お腹の中にガスを注入して膨らまして、手術することになりますので、かなり、きつい状態になります。それを避けるために、全身麻酔が選択されることになります。

 全身麻酔薬には、ガス麻酔薬、静脈麻酔薬があります。いずれにしても、現在の麻酔薬は、安全性も高く、手術が終わり、麻酔薬の投与を終了すれば、薬物自体による副作用は、非常に少ないのが現状です。

 肺炎、せん妄、物忘れがひどくなることを心配されておられますが、通常では、全身麻酔薬による懸念はほとんどありません。麻酔科の先生が担当されることと思いますので、ご心配なら、麻酔方法、使用麻酔薬などについてご相談されることをお勧めいたします。(日本専門医制評価・認定機構協力)

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