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(8)訪問看護師、退院後を支援

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 訪問看護師はどんな人のところに訪問し、何をしてくれるのか。皆さんはご存じでしょうか。退院後に、体調管理や内服薬の管理、排泄(はいせつ)ケア、医療機器の管理などが必要な場合は、訪問看護の利用をお勧めします。

 訪問看護師は、高齢の方や障がいのある方のほか、小児や精神疾患のある方にも訪問しています。訪問看護ステーションの多くは小さい事業所なので、対象や地域を限っている場合もありますが、まずは相談してみてください。

 言うまでもなく、看護師は医療職です。ですから、その人の基礎疾患を考えながら、血圧や体温、脈拍などを測定します。飲み忘れがないように内服薬をセットしたり、薬の増減によって体調に変化が出ていないかを考えます。

 生活上の変化があって体調が変わっているのか、体調が悪くなって生活に影響しているのか……。一見、世間話のように聞こえるかもしれませんが、いろいろなお話を伺いながら、様々な側面から、体調の良否を判断しています。

 また、褥瘡(じょくそう)(床ずれ)がある場合は、処置をするだけでなく、身体の動きや姿勢の変化をみたり、食事や排泄の状況を把握したりします。そして、処置の方法を医師と相談したり、ベッドのマットレスやオムツの種類などについてケアマネジャーと打ち合わせ、身体の動かし方を検討したりします。さらに、自力で排泄ができない場合には、下剤の調整や浣腸(かんちょう)などを医師と相談して実施します。必要があれば、点滴や注射を自宅で行うこともあります。

 このように、訪問看護師は、より快適で安全な生活を支えるプロです。自己管理だけでは難しいかな、と思ったときには、ぜひ訪問看護を利用してください。(竹森志穂、「訪問看護ステーションしろかね」所長)

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