文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療相談室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

歯医者の診察台でパニック障害発作、対処法は?

 歯医者や理容室など診察台に座ると動悸(どうき)、過呼吸、が激しくなりパニック障害を起こします。対処法がわかれば助かります。(43歳男性)

事前に大きく深呼吸、専門医にも相談して

前田貴記 慶應義塾大学病院精神・神経科医師(東京・信濃町)

 歯科や理容室など、日常生活上どうしても利用する必要がある場面においてパニック発作が起きてしまうとのこと、大変お困りのことと思います。まず確認させていただきたい点は、現在あるいは以前に心療内科や精神科を受診したことがあるかどうかについてです。

 もしそうであれば、主治医の先生から安定剤(抗不安薬)を処方してもらい、歯科などの受診前に発作予防として内服しておくことが最も確実な方法かと思います。実際に不安を軽減する作用がありますし、「お薬を飲んだから大丈夫」と思うことだけでもかなりの安心感が得られ、上手くいくことが多いです。安定剤は時々使用する分には依存性についても心配することはありません。

 病院にかかることやお薬には抵抗があり、ご自身の工夫でなんとか対処しようとお考えの場合についてですが、パニック発作は緊張がさらなる緊張を招き、悪循環になることで発作に至ってしまう症状ですので、いかに事前に緊張を弛めるかがポイントになります。緊張は頭だけで考えているだけではゆるまないばかりか、かえって緊張を呼び込むことになりかねません。頭だけでなく身体全体をゆるめるイメージで大きく深呼吸を繰り返して自律神経系を整えることが重要かと思います。

 なお、最近注目されつつある認知療法などのカウンセリングで、物事のとらえ方を変えることで不安を軽減することも可能です。症状が強い場合には、やはり、心療内科、メンタルクリニック、精神科などで一度相談されてみてはいかがでしょうか?ご参考になればと思います。(日本専門医制評価・認定機構協力)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療相談室 新着回答

一覧へ

相談を投稿する

オンライン相談の投稿ができるのは、読者会員に限ります。

  • 相談と回答は紙面に掲載されることもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。

直接相談する

24時間電話医療相談サービス

相談するには

オンライン相談の投稿ができるのは、読者会員に限ります。読売新聞ご購読者で読者会員登録をされた方が、有料(プラス)登録すると、電話による医療相談が24時間365日ご利用いただけます(相談料・通話料は無料)。

読売新聞読者会員の有料登録は、月額200円(税抜き)です。

一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。