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楽ラク介護術

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(6)訪問診療を活用しよう

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 今回は、退院後の医療機関の受診についてです。

 まず、入院前と同じように、外来に通院できるでしょうか。通院には、病院までの移動だけでなく、待ち時間もあります。一人で長い距離を歩くのが難しい場合や、まひなどの後遺症が残っている場合には、受診に付き添ってもらえる人がいるでしょうか。移動のための車椅子はありますか。自宅の玄関の段差を安全に下りることはできますか。車椅子で外に出られますか。

 外来への通院が難しい場合には、退院後は訪問診療を利用するという方法があります。1、2週に1回、医師が自宅に来て診察や処方をしてくれます。点滴や経管栄養、在宅酸素療法、膀胱(ぼうこう)留置カテーテルなどが必要な場合にも、訪問診療をしてくれるクリニックがあります。訪問診療を受けながら、必要に応じて専門外来を受診したり、カテーテルの入れ替えを病院で行うこともあります。

 訪問診療がいいのか、外来受診を続けたほうがいいのか。少し体調が悪い時にも、何とか受診できる体力や条件(付き添いや家屋状況)があるのであれば、外来受診を続けることができるでしょう。でも、「今日は具合が悪いから、受診の日だけどやめておこう」ということが起こると、体調がかなり悪化するまで受診できなかったり、内服を中断したりといったことにつながります。このような可能性がある場合は、訪問診療への切り替えを考えてみてください。訪問診療の医療機関は、病院から紹介される場合もありますが、ケアマネジャーや訪問看護師に相談するのも手です。

 退院後のかかりつけ医に渡すために、入院中の主治医に診療情報提供書を書いてもらえると安心です。(竹森志穂、「訪問看護ステーションしろかね」所長)

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