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海原純子のハート通信

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がんアンケート中間報告 治療法は自分で選ぶ? 医師が選ぶ?

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がんアンケート参加者のご意見

50歳代女性


外科手術についてはどこを切るのか図で説明して頂き、自分でもイメージすることができ納得できた。しかし、抗がん剤治療やホルモン治療は、効果については再発率が何パーセントになるというような統計的な数字だったので、それを自分の身に引きつけた場合どうなるのかを具体的に考えられなかった。そのうえ起こりうる副作用は非常に多かったので、正直恐かった。それで受けるべきかどうか自分ではなかなか判断できなかった。結局は医師の強い勧めと配偶者の受けた方が良いとの言葉を信じて受けた。

50歳代女性

二つの方法を説明され自分で選択するように言われたが、どちらが良いのかわからずにとても迷った。医師に聞いてもどちらも変わらないというように言われた。


 がんの治療法選択のサポートというと、「素人は治療法なんて分かるわけがない」とおっしゃる方が多いようです。確かに医師は治療法に関しては専門家です。しかし、逆に、ご自分がどんな生活をして、どんな気持ちでいるのか、ということに関しては、患者さん自身が専門家です。

 ということは、その方に最も適した治療法は、その方のライフスタイルや希望をよく知った上で医療が治療の選択肢を提示するというコミュニケーションが不可欠なのでしょう。

 アンケートに協力してくださった方の治療選択肢は、医師主導と、医師との協同作業はほぼ等しい割合でした。また、中には、自由記述に見られるように、医師から「自分で選ぶ」ように言われて当惑してしまったという方もいらっしゃいます。早期がんや進行がんなど、がんの進行状態によっても、医師主導か、協同作業かは異なってくるといえます。

 

 がんアンケート調査にご協力いただける方は、下記アドレスからお入りください。


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海原純子ブログ_顔87

海原 純子(うみはら じゅんこ)

1976年東京慈恵会医科大学卒業。日本医科大学特任教授。医学博士。2008-2010年、ハーバード大学及びDana-Farber研究所・客員研究員。現在はハーバード大学ヘルスコミュニケーション研究室と連携をとりながら研究活動を行っている。

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2件 のコメント

がん研究学者の発表論文に関わる信頼性

おしよ のくお

多くのガン研究者や医学者が論文にて研究成果なるものを発表しているが、第3者のCheck(レフリー)を受けたものなのか非常に怪しい。チェックが無い...

多くのガン研究者や医学者が論文にて研究成果なるものを発表しているが、第3者のCheck(レフリー)を
受けたものなのか非常に怪しい。チェックが無いままに独善的に出された見解を知識のない患者は信じて悲劇を生む。この10年ガン治療の進歩は検査技術の分野でけであり、治療法の進歩は殆どない。独善的かつ裏付けのない拙速的な発表が乱舞しており、一層患者を混乱に陥れている。この現状を研究者や医者は反省して発表情報の信頼性を評価するシステムをつくり患者に明示すべきである。

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代替療法

かすみ

最近、代替医療についていろいろと本を読んだり調べたりしている者です。現代医療は、緊急においての治療などは目を見張るものがありますが、そうではない...

最近、代替医療についていろいろと本を読んだり調べたりしている者です。

現代医療は、緊急においての治療などは目を見張るものがありますが、そうではない病気、癌、難病等への対処は、代替療法で完治されてる多くの方の情報を見るにつけ、この両極端な治療法においてはまさに別世界のようです。

代替療法について「葬られた第二のマクガバン報告 THE CHINA STUDY 」のような徹底した調査をし公開されることを望んでやみません。

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