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高齢者の性・ブログ

yomiDr.記事アーカイブ

セックスレス、皆さんの本音聞かせて

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 今年、初めての更新となります。えっちらおっちら書いていきますので、遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。ネタ切れ気味のこのブログ、今回はまた人のふんどしで相撲を取ろうと思います。

 ヨミドクターで、11月から始まった産婦人科医、宋美玄先生のブログはもちろん読んで頂いていますよね?わたくし、宋先生のブログ原稿を受け取る担当もしているのですが、元旦出産の10時間後には長文の出産ルポ原稿を送ってくださったプロ意識には感動しました。爪の垢を煎じてごくごく飲みたい気分です・・・。

セックスレスがテーマ…宋美玄さんの新著、読者に5冊プレゼント

 

 と、ここまでは前置きで、ご自身が最新ブログでも触れていらっしゃいますが、宋先生はセックスレス対策について綴った「ずっとずっと愛し合いたい セックスしつづける男と女のルール」(幻冬舎、税抜き1200円)を出版されたばかりです。

 セックスレスは、「高齢者の性ブログ」でも、最重要テーマの一つ。早速私も拝読し、幻冬舎さんから読者プレゼント用に5冊ご提供いただきました。最後に応募方法を記しますので、皆様ぜひご応募ください。薄々気付かれていると思いますが、応募要件の文章が次のネタにつながります。皆様の本音を応募メールでずばずばと書いてくださいね。

 さて、本のご紹介ですが、「セックスレスになってしまったカップルの解決策」というよりも、「セックスレスになりかけのカップルの予防策」といった内容です。

 「やはり10年、20年単位でセックスレスが続くと、セックスできる関係に持ち込むことがものすごく難しくなる。深刻な状況にならないうちに手を打った方がいい」と宋先生。通常、セックスレスの定義は「1か月セックスがないこと」とされていますが、忙しい毎日を過ごしていれば1か月なんてあっという間に過ぎてしまうこともあるということで、「3か月なし」をセックスレスの第一歩と警告しています。

 そして、この本の最大の特徴はとにかく、ものすごく具体的な対策をこれでもかこれでもかと綴っているところ。「互いの思いやり」など抽象的な精神論をアドバイスしがちなテーマですが、セックスカウンセリングをしている宋先生は、「そうは言っても、結局どう行動したらいいのですか?」と尋ねられることが多いそうで、これまでに効果のあった方法を片っ端から並べたそうです。

本の中身は…54項目の具体策並ぶ

 54項目にわたる具体策ですが、見出しだけ並べてみても、「朝セックスのススメ」「パートナーのEDを確認するには」「中折れには『見ざる、言わざる、聞かざる』」「相手を傷つけないでセックスを断りたい」「カップルのためのオススメ『欲情』映画」など盛り沢山。

 面白いなあと思ったのは、女性誌などで、よくセックスレス解消法として紹介されている「勘違い」をバッサリ切っていることでした。「勝負下着」や香りや灯りの演出はほどほどにと釘を刺し、「ただでさえプレッシャーを感じている時に、うちに帰るといきなり紫の照明で出迎えられたり、色気のある下着で奥さんが出てきたりしたら、日本の男性は余計げんなりします。それよりは、セックスレスだからといってヒステリーを起こさないとか、ぐちを黙ってきいてくれたりとかいう方が2人の関係を見直すことにつながりそう。セックスレス解消の『努力』が逆効果になっているパターンも多い」と言います。

 産後間もない宋先生。妊娠、出産をきっかけにセックスレスになるカップルが多いことにも注目し、妊娠中のセックスで気を付けるべきこと、産後の再開のタイミングや、膣の緩みの鍛え方も、産婦人科医として専門的なアドバイスを送ります。

 「やみくもに怖がって、拒否し続けるのは2人の関係にいい影響を与えない。正しい知識を持ったうえで、するかしないかその時の気分で決めてほしい」とのこと。

 ただ、今回の宋先生のブログでもわかるように、先生も赤ちゃんとご主人と3人でいると、男女の気分になかなかなれないのが本音のご様子。正しい知識を持っていても、コントロールできないのが人の心の難しさのようですが・・・。

 そして、大事なことですが、宋先生は何が何でもカップルにはセックスが必要と唱えているわけではなく、「2人ともなくても幸せなら、もちろんそれはそれで構わない。性欲が薄い人だっているのだから」と語ります。ただ、「どちらかがすごく我慢したり、どちらかが愛人を作って家族の誰かが傷ついたりしている場合は、解決方法を探すべきだし、無理なものは無理とあきらめるのも必要。片思いしている側が一方的に傷つく必要はないのです」と強調もしています。

 特にお子さんがいたり、セックスのほかは特に問題がない夫婦だったりすると、セックスレスは軽視されがちです。「セックスがないだけで別れたいと思うなんて、私が異常なのかしら?」と一人で悩むことも多いテーマですから、「セックスレスはカップルにとって離婚の原因にもなりうる」ときちんと言ってくれるこの本は、大事なことを思い出させてくれます。

 具体策がてんこもりのこの本ですが、最後のアドバイスで、「カップルで話し合って解決しましょう」に行き着くのも、拍子抜けするようで、確かにそうだろうなあと考えさせられます。「話し合いをした結果、決裂するリスクもあるかもしれない。それでも、2人で今後どうするのか、どうしたいのかを話し合うのは、臭いものにフタをしてもんもんと過ごすよりずっと前向きです」と宋先生は話してくれました。

 表紙も海外の文学作品のような上品な色合いで、手に取りやすいはずです。

募集要項
 応募方法はいつもの通り、住所、氏名、年齢、性別、電話番号に加え、(1)セックスレス体験記、(2)セックスレスにならないための工夫、セックスレス解消法、(3)セックスレスについてどう思う? いずれかのテーマで手記をお書きいただいたうえで、件名を「高齢者の性プレゼント」として、iryou@yomiuri.com にご応募ください。

 締め切りは2月いっぱいとさせていただきます。手記は個人情報を伏せたうえで、紹介させていただく場合があります。
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岩永直子

読売新聞 医療部記者

39歳、夫と二人暮らし

趣味は居酒屋巡りとダイエット

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49件 のコメント

がん治療と性について2

岩永直子(記者)

「がん治療と性」(5))聞けない…患者「情報を」(連載)「命にかかわる病気の治療をしている医師を前に、性のことはどうしても質問できませんでした」...

「がん治療と性」(5))聞けない…患者「情報を」(連載)
「命にかかわる病気の治療をしている医師を前に、性のことはどうしても質問できませんでした」
 自身の子宮頸(けい)がん体験を基に、2010年1月、「がんと命とセックスと医者」(幻冬舎ルネッサンス)を出版した在米ゴルフジャーナリスト舩越(ふなこし)園子さん(47)は、そう振り返る。
 07年秋、子宮頸がんで、子宮の一部を切除する手術を受けた。早期だったが、頭から離れなかったのが「セックスはどうなるのか」という不安だった。インターネットでも、疑問にずばり答えてくれる記述を見つけられなかった。
 診察のたびにのどまで出かかるが、聞けない。「不謹慎な女だと思われるのでは」「忙しい医師に聞いたら怒られる」と気後れした。「患者が自分から聞くのはハードルが高い。医療者の方から水を向けてほしい」と舩越さんは話す。

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がん治療と性について1

岩永直子(記者)

皆様温かい励ましのお言葉、どうもありがとうございます。これからもぼちぼち続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。 ワッチ様 パートナーの...

皆様
温かい励ましのお言葉、どうもありがとうございます。
これからもぼちぼち続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 ワッチ様
 パートナーの女性ががん手術をされたとのこと、大変でしたね。
場所が膣だけに、お相手の女性の不安もよく理解できます。
医師によっては術後の性についてあまり配慮されない先生もいらっしゃるので、
聞くのはちゅうちょされるのかもしれませんが、やはりこれは主治医に相談するのが一番安心で安全でしょうね。[素人ですけど]様のおっしゃるように、わっち様が同席して、一緒にお聞きするのが一番いいのではないでしょうか。
 以前、医療ルネサンスで「がん治療と性」という連載をしました。ヨミドクターでも読めますが、有料会員になっていただかないと読めないので、連載の5回目だけを、参考までに分割してここに掲載しますね。

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癌患者さんの心の理解。心を孤独にさせない

素人ですけど

ちょっと、調べてみただけでのコメントです。癌患者さんの癌への思いはそれぞれでしょうね。今回は、膣癌にかんする事として。ステージはどの位の診断だっ...

ちょっと、調べてみただけでのコメントです。
癌患者さんの癌への思いはそれぞれでしょうね。
今回は、膣癌にかんする事として。

ステージはどの位の診断だったのでしょうか。
処置はどのような治療を施されたのでしょうか。
その治療に毎回、同席または、同伴されたのでしょうか。
治療でどの位の範囲を取り除いたのでしょうか。
予後において、感染症に対しての注意はあるのでしょうか。

これは本人と話しあうときの参考にしかならないと思いますけど。
やはり、相手ありきだと思いますから、知識を。
「癌患者 性生活」で検索をして、意見や書籍を探してとか。
「精神科女医が本気で考えた 心と体を満足させるセックス」という本。
その本に関連する本などが参考になると思います。

挿入だけがセックスではないので、工夫次第もあると思います。
ゆっくり、優しく。そして話し合いながら。
医院に聞きに行くのでしたら、同席が宜しいのでは。
あとは、委任状などがあれば、ワッチさん1人で医師とパートナーの方のカルテや検査報告を見ながら相談できるのであるかも、医院にお聞きになるといいのではと思います。

HPVの影響も懸念しているようでしたら、コンドームと潤滑ゼリーの併用とか、アダルトグッズでローターなど数百円のものの利用もいいのではないでしょうか。グッズは相手の許しがでてからですけど。

癌については心の問題が一番大切みたいですよ。
パートナーの方の現状や予後、再発、転移に関する心配などの配慮もしながら、2人の世界を過ごすのがいいのかなとも思います。
パートナーさんと共に人生を満喫できる事、お祈りもうしあげております。

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