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2件 のコメント

意欲

梅の季節

ある棋士の方が若い時から頭角を現し活躍されたのですが破天荒な生き方をされたそうです。
一芸に秀でた人が全てではありませんが、感性が豊か(鋭敏)な方は反面そういう側面も持っておられる人もいるのでしょう。
もう約6~7年前に亡くなられましたが、奥様が述懐されておられました。
男は、女、酒、ギャンブルで身を持ち崩す、と言われます。奈落の底に落ちて立ち直れない、といわれていますが内助の功で克服された。現代の感覚では即離婚と考えるのが常ですが昔の人は辛抱強い。でも心の底では愛(尊敬)していたのだと思います。病床でご子息の前で「かーちゃんが好きだから」本人には言えないので間接的に息子さんに言った。愛情表現って様々ですね、それから間もなくして永眠されたそうです。

感性は皆持っていますが、突出した才能が永続的に続く人は稀でしょう。試行錯誤しその変遷を経て自分というものをみいだせる。鏡の中の自分が化粧をしている内は自分ではない、と言った方がいます。

文壇で芥川賞、直木賞、つい先日新聞で読みましたが作家の登竜門で、その賞を得ることは文壇での一歩に足を踏み入れたということですが継続して良い作品が書けるか?といえば疑問です。それは読者が判断することで、つまらなければ依頼が来ない。
頑なに、全てではないかもしれないが賞を固辞した作家がいました。私はその作家の人がどういう理由で固辞したのかしりません。若いときは読み耽っていました。山本周五郎という作家です。



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日本全体が、そうですね

Naka

 仰るように、芸術家の方や、研究者の方、日野原先生もエネルギッシュですね。この方々は、自分の人生で何をしたいかはっきりしておられ、それが情熱として溢れ出ている、それが仰るところの感性ではないかと私には思えます。
 父は画家でしたし、身近な研究者の方にも、こうしたエネルギーを感じる方は多く、それは、人生は過ごすためにあるのではなく、自分で何かを社会に遺していく、或いは、造り続けることが自分の人生であると確信していらっしゃると思います。
 言うまでもなく画家の人生は苦難に満ち、画材と食料を手に入れるだけでも苦労の連続という方も少なくありませんが、対照的に画面には絵を描ける喜びが溢れている…そんな作品を眼にすることも多いと思います。
 私たちも、折角こんなに恵まれた時代-少なくとも食べるものも薬もあり、ここは戦場ではない-に生まれたのですから、不満や不幸を嘆くよりは、僅かでも、誰かのために何かをしていくことに情熱と喜びを持って生きたいと思いました。

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