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ヒブ、肺炎球菌 予防接種を

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 赤ちゃんが、熱が出て吐いたり、ぐったりと苦しそうにしていたりしたら、細菌性髄膜炎が疑われます。たとえ夜中であっても受診し、腰椎に針を刺して髄液を採る検査をしなければなりません。

 脳を覆う髄膜に細菌が感染する比較的珍しい病気ですが、かかった子どもの5%が死亡し、20~25%に、てんかん、発達の遅れ、難聴などの後遺症が残ります。

 しかし、ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種を受ければ、9割以上は予防できるのです。

 任意接種なので迷う方もいるかもしれませんが、生後2か月から受けることをお勧めします。小さいほど典型的な症状が出にくく、診断がつかずに治療が遅れる恐れがあるためです。海外では、2種類のワクチンを受けていれば、乳児に発熱があっても髄液検査をしないでよいということになっているそうです。

 これに限らず、予防接種で防げる病気は、積極的に防いでほしいと思います。予防接種は嫌という方に出会うこともありますが、命を脅かす病気を予防できるメリットを拒否するのは、もったいないと思います。

 お母さん向けの講座で予防接種のお話をする時には、受けることのメリット、デメリット、受けない時に起こりうることを確率を示してお話しします。きちんと学べば、ワクチンを積極的に受けて子どもの命を守ることの意味に納得されます。

 ヒブと小児用肺炎球菌ワクチンは、任意接種でも公費助成がありますが、自治体によって額はまちまちです。地域やお金のあるなしで子どもの命を守る環境に差があってよいわけがありません。子どもに必要なワクチンは定期接種とし、公費で受けられるようにすべきだと思います。(ひだまりクリニック院長、佐山圭子)

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