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医療相談室

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自然陽転でBCG未接種

 幼稚園の頃、自然陽転(すでに結核菌に感染した)が分かり、予防接種のBCGを受けていません。私は今後、結核になる心配はないのでしょうか。今からでもBCGを受ける必要はありますか。(49歳女性)

今から受ける必要なし

吉山 崇 結核予防会 複十字病院診療主幹(東京都清瀬市)

 結核は、結核菌によって起こる病気です。初期は風邪と似ていますが、せき、たん、微熱などの症状が長く続きます。重症化すると、呼吸困難で死に至る場合もあります。発病した人がせきやくしゃみをすると、菌が飛び散り、周囲の人に感染する恐れがあります。

 感染しても必ず発病するわけではなく、感染者の中で発病するのは約10%です。発病する場合、感染後2年以内が多く、年々発病の危険性は減ります。10年以上たつと、発病の危険性は年間0・1%以下とされています。

 ただし、エイズを発病した人や、抗リウマチ薬(免疫抑制剤)を服用している人など、免疫力が低下している人は、そうでない人よりも発病の危険性が高まります。

 質問の方の場合、幼稚園までに感染したわけで、すでに長い期間が過ぎています。今後発病する危険はゼロではありませんが、かなり小さいと言えます。

 なお、BCGは、毒性を弱めた結核菌を体内に取り入れて、結核菌に対する免疫を付ける仕組みです。結核菌に感染していない人に接種すれば、その後感染した時に発病しにくくなる、という効果があります。

 質問の方のように、すでに結核菌に感染した人に接種した場合の効果は不明ですので、今から接種する必要はないと思います。仮に発病しても、薬をきちんと飲めばほぼ治ります。せきやたん、微熱が2週間以上続く場合は、結核の可能性を考え、受診しましょう。

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