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家族で 「アナログ」 ゲーム

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 サイコロを振ってコマを動かすボードゲームや、崩さないよう積み木を重ねるゲームなど、家族がテーブルを囲んで遊べるゲームが見直されている。コンピューターゲーム全盛の時代だが、家族で会話しながら同じ時間を共有できるのが「アナログ」ゲームの魅力なのだという。

 
モノポリーイベントに参加する館田さん(左)と晴仁君(中央)。「息子に両親が負かされることもあります」と館田さん

ジェンガ・黒ひげ危機一発… 震災後売り上げ増

 東京都内のIT会社社長、舘田智さん(35)は、しまい込んでいたボードゲーム「モノポリー」を今夏引っ張り出した。妻と小学1年の晴仁君(7)の3人で遊んでいる。「東日本大震災の後、家族一緒にいる時間を大事にしたいという思いが強まった。このゲームで遊ぶのも、そんな時間の一つ」という。

 「モノポリー」は、サイコロを振ってコマを進め、土地や企業を売買して資産を増やすゲーム。取引を通じて親子の会話も弾む。「計算がよくできるようになったな、大人と対等に交渉するのが面白いんだなと、息子の成長を感じられるのもうれしい」と舘田さん。最近は月に1、2回、家族でゲームの大会やイベントに出るようになった。

 各地でイベントを開く日本モノポリー協会専務理事の岡田豊さんは、「舘田さんのような家族連れの参加は、例年の倍以上に増えています」と話す。

 こうしたボードゲームは震災後、売り上げが伸びた。玩具メーカー「タカラトミー」によると、「人生ゲーム」は4~9月の出荷数が昨年同期比で2割増。積み木を崩れないよう積み上げる「ジェンガ」や、アクションゲーム「黒ひげ危機一発」は、それぞれ4割も増えた。広報担当者は「親世代が子どもの頃楽しく遊んだ記憶のあるものばかり。我が子にも同じ思い出をと考える人が多いのでは」とみる。

 玩具専門店「博品館TOY PARK」(東京)の広報担当者、小堀結可さんは、「ボードゲーム以外にも、コミュニケーションを楽しめるおもちゃが人気。例えば、みなが音を出してハーモニーを奏でるおもちゃが売れている」と話す。クリスマスや正月に家族で遊ぼうと、買っていく人が多いという。

 電通総研の研究員、東田哲明さんは「アナログゲームはもともと知っているから安心して選べる。不安が高まった年だけに、こうした定番商品が好まれたのでしょう」と指摘している。

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