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枕と眠り

元気なう

(2)中の素材はお好みで

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 快適な枕を選ぶ上で、高さと並んで重要なのが中の素材だ。寝た時の感触や音は、各素材で大きく異なる。

 東京女子医大名誉教授(整形外科)の伊藤達雄さんは「通気性の高い素材がお薦めだが、自分の好みで選ぶのが一番よい」と話す。

 寝具メーカー「ロフテー」(本社・東京)は、羽根やポリエステルわた、低反発ウレタン、そばがらなど9種類の枕素材を用意している。ポリウレタンを発泡させた低反発枕は食パンのような手触りで人気。首のカーブも吸い付くように支えるため快適性が高い。ただ、頭部や首への密着性が高いため、夏は暑く感じることがあるという。

 柔らかさを求める人には、羽根やわたが好まれる。羽根は吸湿・放湿性にすぐれるのも特徴だが、週に1度程度は陰干しをして、両側から軽くたたいて中の羽根をほぐすなど、手入れが必要。ポリエステルわたは、日光乾燥が時々必要だが、丸洗いができる。

 中心に穴が開いた小さな球状や、ストローを細かく切った形状(パイプ)のポリエチレンを詰めた枕は、高い通気性や丸洗いできる手軽さが特徴。素材がこすれる音を抑えて柔らかさを増したパイプ状の炭入り合成樹脂素材も人気が高い。

 ひんやり感があるそばがらを好む人も多い。ヒノキチップ入りのそばがら素材は香りも楽しめる。だが頻繁な日光乾燥が必要。ロフテーの矢部亜由美さんは「そばがらは細かな粉が発生しやすく、ぜんそくの持病がある人は避けたほうがよい」と注意を促す。

 素材がへたると高さが合わなくなるため、柔らかいもので2~3年、硬いもので4~5年ごとの買い替えがお勧めだ。

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