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(1)最適な高さ 感覚重視で

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 旅先などで普段と違う枕で寝た翌朝、ひどい肩こりや首のこりに悩まされたことのある人は多いだろう。

 若くて首が元気な時は、枕にそれほどこだわる必要はないが、加齢と共に頸椎(けいつい)をつなぐ椎間板が傷んでくると、快適な睡眠と爽快な目覚めを得るためには、体にあった枕選びがとても大切になる。

 では、どんな高さが最適なのか。東京女子医大名誉教授(整形外科)の伊藤達雄さんは「頭の下に自分の握り拳を一つ入れたくらいの高さがおおよその目安」と語る。

 通常、最適な枕の高さは、あおむけに寝た時の首の角度が15度前後になるのがよいとされる。ただ、寝た時の首の角度を正確に測ることは難しい。

 「最近は数字にこだわるあまり、最適ではない枕を選ぶケースもある。角度はあくまでも目安。実際に高さの違う枕を試してみて、最も快適と感じるものを選ぶと、額から顎にかけての顔の角度が自然に5~10度くらいになる。自分の感覚を最も重視してほしい」と伊藤さん。百貨店の枕売り場などでは、実際に寝て試せるコーナーが増えているのでお勧めだ。

 人は15分に1回程度、寝返りをうつため、枕は横向きの姿勢にも対応する必要がある。あおむけよりも高さが必要になるため、両脇を高くした枕が増えており、真ん中と両脇の高さをオーダーで調整できる枕も登場している。

 横向きの状態では、額の中心から鼻、胸の中心が水平になるのが理想とされるが、これも目安。こだわりすぎてストレスをためることのないよう、ご注意を。

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