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時代の証言者 日野原重明【読者会員限定】

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(14)無事生還、人生見つめ直す

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《1970年(昭和45年)3月31日午後、「よど号」は朝鮮半島を北上していた》 「これから、38度線を越えて、平壌に行く」というような放送が流れたんだけど、かなり左側に機首を向けたような気がして。空港に着いたら、アメリカの旅客機の尾翼が見えるし、シェルのガソリンスタンドまであって、平壌ではないと僕はすぐにわかったね。 犯人たちは気づかない様子で、「どうも皆さん、迷惑をかけた。われわれは先に降りる」…

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