海原純子のハート通信
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震災ツイッター調査 ツイッターを使う人、使わない人の特徴
さて前回アンケート調査に参加して下さった方の年齢層について報告しました。60歳以上が最も多くて45.6%と半数近くでしたね。ではツイッターをしている人はどのような年齢層なのでしょうか。40代が最も多く50代、30代とつづき60歳以上は減少しています。やはり60代以上の方はツイッターを使わない方が多いと言えるでしょう。
実際、昨年私が行った別の調査でも年齢が上がるとツイッターのイメージが悪く、デマが多い、中傷で傷つく、対面しないでコミュニケーションは成立しない、と思っている方が多いというデータがあります。皆さんはいかがですか?
私は、年代によるツイッター使用の違いで、年齢層による情報格差が生まれつつあるという懸念を持っています。そこでツイッターを使う人、使わない人で震災時情報入手に役立った媒体を上位2つ選んでもらいました。次のグラフは情報源として役立った媒体を示します。


ツイッターを使う人、使わない人で情報源にかなりの差が生じていることがわかります。ツイッターを使う人では、テレビ、インターネットに続きツイッターが上がっています。新聞はかなり下位。これに対し使わない人ではテレビと新聞が圧倒的に多くツイッターを使う人、使わない人で情報源が全く異なっていることが判明しました。
新聞はツイッター世代ではこれほど情報源として下位とはかなりショックでしたが、震災という緊急時、素早い情報がほしい時には緊急情報入手手段としてはハンデになるのでしょう。新聞は震災時緊急性では後れを取る代わりに問題を深く掘り下げた情報を報道しないといけないと言えそうですね。
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