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「乗り捨て」もOK / サーバーで台数管理

 借りた自転車を乗り捨てる場所を、複数の地点から自由に選べるサービスが話題になっている。元に戻る必要がないので、極めて便利で、各地の自治体にも関心を持つところが出てきた。仕組みを分かりやすく説明しよう。(経済部 荒谷康平)

沿線4駅前にポート

世田谷区のポート。利用者は手前の自転車から使う。一般の駐輪場と違い、どの自転車もすぐ出せるようにする必要がないため置き場が狭くて済む

 東京・世田谷区は、このシステムをいち早く、2007年に始め、軌道にのせている。「ポート」と呼ばれる専用の自転車置き場を、図の4沿線の駅前に作り、自転車は計約1000台を用意してある。

 料金は会員(区内に在住か在勤・在学)が月2000円、会員以外は1回200円。会員は約800人、会員以外の利用も1日あたり延べ約200人に上る。

 朝と夜は主に自宅~駅間の通勤に、日中は駅~大学間の通学や、駅周辺の営業回りに利用されている、という。ほかの地域からもポートを作って、とラブコールが上がっている。横浜、堺、仙台、岡山、札幌、北九州なども、このシステムを実施したり、試験したりしている。

 民間企業でも、同様のシステム作りをしている所がある。「コギコギ」という会社は、東京・表参道周辺で、ポート20か所と電動自転車計100台を用意した。ポートは、ホテルや飲食店の軒先などに置いている。店側も集客効果を期待しているという。営業マンなど約600人の会員が月525円(30分を超えると、1時間ごとにさらに100円かかる)で利用している。

 同社のシステムは「シェアサイクル cogicogi」というが、いろいろな自治体から仕組み作りで相談を受けているそうだ。

マンション間で協力も

ペダル社のポート。自転車を止めるラックは、1ポートにつき、1~30台分の範囲で調節可能という

 自治体だけでなく、マンションの管理組合も乗り気という。駐輪場のスペースが不足がちなマンションが多いためだ。

 神奈川県藤沢市の「ペダル」という会社は、システムを丸ごと販売する。10台止められるポート一つで300万円前後する。これに自転車代を加える。つまり、ポートをいくつにするかで総額が決まる。利用者はICカードで借りる仕組みだ。

 図にもあるように、サーバーがチェックしているので、各ポートで自転車の台数に偏りが起きた場合、対応も可能だ。複数のマンションが協力して導入することも可能だ。

 マンション側からの問い合わせに加え、金沢市も地元企業と組んだ同社からシステムを買って、市中心部に18前後のポートを導入する予定という。

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