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大きく口を開けると顎外れる

 あくびなどで大きな口を開けた時、度々顎が外れるので困っています。改善のために日常生活で出来ることや治療法を教えて下さい。(50代女性)

開口訓練で脱臼しにくく出来る

 大きな口を開けた時、顎の関節が外れて口が閉じなくなることを「(がく)関節脱臼」と言います。いわゆる「顎が外れた」状態です。ご質問のように、脱臼が繰り返し起きることを「習慣性顎関節脱臼」と呼びます。

 脱臼が生じると、痛みや不安によって、顎の周りについている筋肉が緊張して硬くなり、元に戻しにくくなります。

 この場合、すぐに下顎を押し込んだりせずに、しばらく安静にして気分が少し落ち着いてきたところで、口を少し開けた状態で顎を左右に揺するようにすると、自分で戻せることがあります。

 脱臼を経験した方は、再発を怖がるあまり、口をあまり開けない生活をする傾向があり、食事など日常生活に支障を来す場合があります。

 自分で戻すことができる習慣性脱臼については、口を開ける訓練(開口訓練)を行うことによって脱臼しにくい状況を作ることが可能な場合があります。自分で戻せない場合も、脱臼しない範囲で開口訓練を行うことによって口が開けやすくなり、日常生活での支障の軽減が期待できます。

 ただし、習慣性脱臼の中でも、あくびだけではなく、会話や食事など日常的な顎の動きによっても脱臼してしまい、自分で戻すこともできないような場合には外科的な手術で改善を目指すこともあります。

 一度、口腔(こうくう)外科か顎関節を専門に扱っている医療機関で相談なさってはいかがでしょうか。

 西山 (あきら) 東京医科歯科大歯学部病院 顎関節治療部外来医長(東京都文京区)

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