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ものまねタレント コロッケさん 51

一病息災

[ものまねタレント コロッケさん]難聴(5)困難を楽しんで生きる

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 東日本大震災直後から、宮城、岩手、福島に毎月通う。これまで17か所で炊き出しや慰問コンサートを行い、9000人に会った。

 「そんな段階じゃないから」と避難所に断られたり、「食べ物のコロッケじゃないの?」と空腹の被災者にがっかりされたりもした。

 しかし、コンサートを開かせてもらった避難所では、皆大爆笑。子どもたちにニワトリや恐竜のものまねを見せた岩手県宮古市の避難所では、終了後、保護者が来て、「子どもがあんなふうに笑っているのを震災後初めて見て、自分も頑張ろうと思えました。ありがとう」と笑顔で言ってくれた。

 「つらい時に一瞬でも笑ってくれて、自分の仕事の意味を改めて感じました。ものまねって、漫才やコントと違い、誰でも一瞬でわかる笑い。喜んでもらえるなら、復興に向けて10年、20年でも続けていきたい」

 最近はものまね以外に芝居の仕事も増えた。共演者の声が聞こえないなどの問題は今も起こるが、気にして落ち込むことはしたくない。「障害を受け入れた時から、自分の人生が始まると思うんです。聞き返すなら、しかめ面して『え?』ではなく、間抜けな顔して『あ?』と聞けば笑いになる。困難も楽しむ、それが僕の生き方です」(文・岩永直子、写真・若杉和希)

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sokusai_117

 
 

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