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子どもが「歯列・咬合 要観察」

 子どもが学校で「歯列・咬合(こうごう) 要観察」と診断されました。どんなことに注意して観察すればよいですか。
(51歳女性)

親知らず、前歯、顎に注意

 「歯列・咬合 要観察」は、歯並び(歯列)や歯のかみ合わせ(咬合)に軽度の乱れがあり、すぐに治療しなくてもよいが、継続的に観察する必要がある、という状態です。

 成長期の子どもの場合、永久歯が生えたり、下顎が発達したりする影響で、歯並びやかみ合わせが悪化することがあります。すると、見た目が悪いだけでなく、▽虫歯になりやすい▽かむ力が弱くなる▽顎の関節の病気になりやすい(主に小学校高学年以上の子どもの場合)――などの問題が起きる可能性があります。

 主な観察のポイントをご説明します。

 第三大臼歯(親知らず)が生えていない場合、それが生えてくるかどうかを見ましょう。生える時に隣の歯を押し、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。

 かみ合わせる時、上下の前歯が先端どうしでかみ合う「切端咬合」や、上の歯と下の歯の間のすき間が大きい「開咬」の有無も見ましょう。正常なら、下の前歯の先端は上の前歯の裏に隠れ、上下の歯のすき間はほとんどできません。

 口を開けた時、上顎と下顎が極端にずれていないか、顎の関節付近で「カクカク」というようなおかしな音がしないかにも注意して下さい。

 家庭での観察に加え、定期的に歯科医院や口腔(こうくう)外科を受診して診てもらうことが大切です。主治医と連携して悪化の兆候を見逃さず、必要に応じて矯正などの治療を受けて下さい。

 朝田芳信 鶴見大歯学部付属病院 小児歯科教授(横浜市)

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