文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療部発

医療・健康・介護のコラム

「ジェネリック不可」 の理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 処方箋の「ジェネリックへの変更不可」の欄に署名した経験のある医師は全体の3割強 ―― 。昨年行われたジェネリック医薬品に関する厚生労働省の調査の95ページに、そんな結果が出ています。

 96ページに署名した主な理由が書かれています。多い順に[1]ジェネリックの品質が不安(約4割) [2]患者の強い要望(3割強) [3]先発薬を長く使い、信頼している(3割弱)― といったところです。そのほかにも様々な理由が挙げられています。

 ただし、署名経験がある医師の中には、どんな時でも「変更不可」とする人だけでなく、一部の医薬品についてだけ署名する人もいるようです(97~100ページ)。理由は似たようなものです。

 署名があれば、薬局でジェネリックを調剤してもらうことはできません。その場合、ジェネリックを使いたくてもあきらめるほかないのでしょうか。

 今回の連載「ジェネリック」(8月30日~9月5日)では登場しませんでしたが、私の取材に応じて下さったさいたま市の60歳代の男性はあきらめませんでした。明日はその人の話をしたいと思います。

 
 


竹内芳朗 2010年5月に大阪科学部から医療情報部へ。主な取材対象は認知症、がんなど。人生初の首都圏での在住に気持ちが浮かれている。好物の「関東風だし」のうどん・そばを連日食べている

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療部発12最終300-300

読売新聞東京本社編集局 医療部

1997年に、医療分野を専門に取材する部署としてスタート。2013年4月に部の名称が「医療情報部」から「医療部」に変りました。長期連載「医療ルネサンス」の反響などについて、医療部の記者が交替で執筆します。

医療部発の一覧を見る

5件 のコメント

コメントを書く

ジェネリック医薬品を拒否したい

Sarah姉

今はとにかくジェネリックジェネリックで調剤薬局に行くと薬剤師の方にも 執拗に勧められます。 先日行った調剤薬局では、ジェネリックにしないのは罪み...

今はとにかくジェネリックジェネリックで調剤薬局に行くと薬剤師の方にも
執拗に勧められます。
先日行った調剤薬局では、ジェネリックにしないのは罪みたいな感じで延々と薬剤師の方にまとわりつかれました。
私は以前薬剤師の方の言われるがままにジェネリックに変えたら症状が悪化し、大変な思いをしました。医師の診断が悪かったのでは?と思い、病院を変えたら言われました。「ジェネリックにしませんでしたか?処方自体は適切です。処方箋通りの薬を飲んでみては?」と言われてびっくり。先発薬に変えたら2・3日後に症状は改善しました。今は週刊誌でジェネリック関しての恐ろしい記事も出ています。
大げさすぎる、週刊誌ネタはあてにならないというのであれば、ジェネリックは薬自体のみならず薬を覆うコーティング剤等全てにおいて清潔で安全に製造されていることを各社に証明していただきたいです。
ジェネリックを選ぶか先発薬を選ぶかは患者であることを忘れないでいただきたいと強く感じています。

つづきを読む

違反報告

本当に品質に問題があるのか?

さくら

ジェネリックは品質に問題があるのでしょうか?もし実際問題があるのであればジェネリックとしても承認されないのではないでしょうか?薬を処方する医師が...

ジェネリックは品質に問題があるのでしょうか?
もし実際問題があるのであればジェネリックとしても承認されないのではないでしょうか?

薬を処方する医師が問題があると言えば患者さんは強いてジェネリックを使おうとは思わないでしょう。
今現在でも医師の言うことに疑問や質問をすることが出来ない患者が多くいることを考えれば当然患者は医師の勧めにしたがうしかないのです。

医師も感情適な見解ではなくきちんとした情報を患者に知らせるべきだと思います。
薬であればジェネリックであろうと無かろうと副作用はあるわけで、ジェネリックだけが特に危険であったり品質に問題があるわけではないということを医師も患者自身もきちんと認識するべきです。
医師には仮に品質に問題があるとするならばどのような問題があるのかを公にして欲しいと思います。

医師側は儲かるほうを患者に勧めたいという思惑があるのではないですか。

つづきを読む

違反報告

主観の違い

sariyukumono.yori

新薬の特許がきれてない場合は適応外。 製薬メーカーが新薬を開発するため、何百億と投資する。 新薬の特許期間が何年なのかは知らないが「物質特許」=...

新薬の特許がきれてない場合は適応外。

製薬メーカーが新薬を開発するため、何百億と投資する。



新薬の特許期間が何年なのかは知らないが「物質特許」=「同成分」の薬を低コストで製造し販売する。



合点がいかない、好いとこ取りで、「人の褌で相撲をとる」ようなものである。



安ければ良いというものでは無いのではないか?。



私も医者には通っているが、ジェネリックというのは、初耳。

私は断固拒否である。政府広報を見たが、国民におもねっている。医師の判断がいまだ30%程、後の70%は否又は未回答が数%。



政府は真剣に対応しようと思っているのか懐疑的である。

又必ずや欠陥が生ずるのではないか?と危惧する。



製薬メーカーも努力を怠ってしまう可能性もあり、あまり良い政策とはいえない。

場当たり的な、その場しのぎの政策で行なえば、ひずみが生まれ、その溝を埋めるのに国、省は頭を抱える破目になる。全て把握しているわけではない。そういう問題が紙面を賑わすやも知れない?ですね。



私は自分なりの判断で決める。医師との意思の疎通が築けなければ医師を換えるだけです。

患者が医者を択ぶ時代であることは誰でも知っている。意に副わなければ換えればいいことです。金銭的に問題があるならば、そういう医者を択ぶしかないでしょう。

私見で言わせていただけば、今までの医療費が安すぎた、医療は高額なものと認識したほうが賢明です。

つづきを読む

違反報告

すべてのコメントを読む

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事