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　生まれも育ちも北海道で、大学生の時、地元のテレビ局に出演したのが、デビューのきっかけです。東京での仕事も増えましたが、今も北海道を活動拠点にしています。

　主演した映画「探偵はＢＡＲにいる」は、札幌が舞台。地元で、ここまで大がかりな作品を撮ってもらえて、うれしかったです。

　サウナシーンがあったので、初めて体を引き締めました。撮影は、激しいアクションの連続で、体にも負担をかけたと思います。

　僕も３８歳になりまして。もう、多少の無理も体力で乗り切るという年齢ではなくなりましたね。ハードな現場を経験して、よい仕事をするには、休養も大切だと実感しました。

　オフの日は、ゴルフに出かけるのがリフレッシュになっていたのですが、今年５月に娘が生まれてから、家族で過ごすことが増えました。子どものしぐさや表情を眺めているだけで、癒やされますね。手足を持って色々なポーズを取らせては、写真を撮ったりするのも、実に楽しいです。

　自由で気楽な独身時代を懐かしく思うこともありますが、家族が与えてくれる大きな幸せは、何物にも代え難いですね。（聞き手・飯田祐子、写真・清水敏明）

　大泉洋（おおいずみ・よう）さん　俳優。１９７３年生まれ。「探偵はＢＡＲにいる」は、全国東映系劇場で公開中。