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いきいき快適生活

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和食の基本教えます 「おふくろの味」、メーカー企画盛況

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おいしいご飯/本格だし汁

 ご飯の味わいや、だし汁の深みなど、和食の基本とも言える味を消費者に再認識してもらう企画が増えている。例えば、電機メーカーが飲食店とタイアップして新型の炊飯器を紹介したり、調味料メーカーが無料セミナーで本格的なだしの取り方を教えたりしている。こうした基本の味への関心は強く、反応も上々のようだ。(経済部 富塚正弥)

PRの場は飲食店

電気炊飯器を使った、おいしいご飯の炊き方について話す野永さん

 パナソニックは9月末まで、全国の板前さんがいる料理店や郷土料理店、居酒屋などの協力店100店に新型炊飯器を提供して、料理の最後に出すご飯や、おにぎりなどのメニューで使ってもらっている。

 この協力店はグルメサイト「ぐるなび」と連携してピックアップした。これらの飲食店が載ったリーフレットを家電量販店に置いて、新型炊飯器で炊いたご飯の味を試したい客を、協力店に誘い込む企画だ。

 新型炊飯器は、6月に発売した「200℃スチーム銀シャリ(かまど)炊き」のIHジャー炊飯器で、現在、主流の圧力をかけて炊く方式ではなく、高温の蒸気で炊き上げる方式を採用、コメ本来の味が、より分かるという。

 協力店の一つ、東京・日本橋の日本料理店「日本橋ゆかり」のオーナーシェフ、野永喜三夫さんは「新米でなくても新米と同じ香りと甘みを出せる。お客さんからも、おコメがおいしいと好評」と言う。店のメニューに炊飯器の写真を添えるなどPRにも一役買っている。

 こうした企画を実施する背景には、おコメは土鍋などの方がおいしく炊けるという見方に対し、「実際に使って、食べてもらって、電気炊飯器の地位向上につなげたい」(パナソニック)という考えがある。

だしCafe

「だしCafe」では、カツオ節や昆布から、だしを取る実演も

 東京・有楽町の「東京交通会館」2階にある「だしCafe」は、昆布やカツオ節などを使った本格的なだし汁や、みそ汁を来場者に無料提供している。

 だしは、和食の基本だが、家庭でだしを取って、みそ汁などを作る習慣が消費者の間で薄れていることから、味の素が昨年10月、だしCafeをオープンした。

 みそをお湯で溶いただけの「みそ湯」と、だし汁にみそを溶いた「みそ汁」の飲み比べも可能だ。だしが持つ味の深みや広がり感がよく分かる。

 Cafeには、カツオと昆布の「一番だし」の取り方などを紹介したレシピカードや料理の本も置かれており、スタッフによる、だし取りの実演や、フードコーディネーターを招いた料理教室イベントなども開いている。営業は午後1時~同8時(土日祝は同7時)で、火曜が定休日。商品は販売していない。

 味の素は定番のうまみ調味料だけでなく、「ほんだし」「コンソメ」なども作っている。だしのおいしさを理解してもらうことで、日本の食文化や「おふくろの味」を広く伝える狙いがあるようだ。

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